【第15話】
クラウド編第15話
コルネオのお相手


コルネオに選ばれた俺は一人コルネオの部屋に残された。

ティファとエアリスは別室に連れて行かれたようだった。

そしてコルネオはそのスケベずらを俺に向けて迫ってきた。




「ほひ~!

 フフ・・・・・

 テレなくてもだいじょうぶ。2人きりだよ・・・・」


コルネオは、妙にいろっぽい声を出して俺を見だした。


「何度見てもカワイイの~

 その目。その口。そのうなじ。

 すべてがカワイイのぉ~」


お・・・・お前の目は腐っているのか?

自分で見ても気持ち悪いと思うこの女装姿。


しかし・・・・コルネオには可愛いと写るらしい。

世の中にはいろいろな趣味を持っているものがいるということだ。


「お……お前も、俺のこと好きか?」


はぁ!?


「俺のことは・・・・す、好きか?」


コルネオは照れた顔とマジ顔が混じったような

顔で俺を見た。


お、おい・・・ほんとにマジ顔じゃないか・・・・

汗が落ちる。

どうする・・・・・


そんなわけ、ないだろ、

と言いたいところだったが、

ここではコルネオの口を割らなければいけない。


もし、ティファやエアリスが同じ立場だったらきっと

我慢しただろう。

だから・・・・俺がやらなければいけない。

イヤだが・・・・かなりイヤだが・・・・・

俺がやらなければならない。


「も、もちろんですわ・・・・」


顔が引きつりながらもなんとかそう答える。


「ほひ~!!!!

 うれしいこと言ってくれるのォ!」


興奮したコルネオがベットで跳ね始めた。

ひとしきり騒いだあと


「ほんなら、ナ、ナニがしたい?」


とつぶやく。


お願いだから、そんなに顔を近づけないでくれ・・・・


「べつに・・・・・」


ついそう言ってしまった。


「ほひ・・・・・俺がキライなの?

 まさか、ほ、他にスキな男でも!?」


コルネオはウルウルした瞳で俺を見つめた。

その顔、やめい!


な、なんとか・・・・情報を聞き出さないと・・・


「いえ・・・あなただけよ」


「ほひ、うれしいこと言ってくれるのォ!」


どうにか、機嫌を戻したようだ。


「それでね・・・・

 コルネオ様・・・・ちょっとお尋ねしたいことがあって」


新羅の情報をなんとか、ティファの代わりに

聞き出そうとしたのだが、


「ほひほひ~!!

 俺が好きか!

 た、たまらん!じゃあ、おねがい!

 チューして、チュー!!」


人の話聞けよ!


第16話 クラウド初キス!?

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