【第217話】

ガライの疑問


今日、私のところに一人の女性がたずねてきた。

名前はチェルトさんと言ってた。

森のなかで襲われていた人だ。

あのままでは、どっちかが傷ついていたので

竪琴の力をつかって魔物達には森に帰ってもらった。


そのあと彼女は私のところに訪れた。


彼女はアレフガルドとは、別世界からきたようで、

大魔王ゾーマを倒すために旅をしているようで

伝説の武器と防具を探しているようだ。


そのため、私のところにたずねてきたようなので、

私は知っている限りの知識を彼女におしえた。


王者の剣、勇者の盾のこと。


彼女のことは信用できた。

目をみればわかる。

そして、この人なら、本当に今のアレフガルドを

変えてくれるのではないか・・・・・・・・

そんな気がしたのだ。


実際に彼女は太陽の石の力を取り戻したようだった。

それが希望の光に見えた。


ただ・・・・・気になることも1つあった。

その太陽の石の他に彼女の袋から

別の"光"が感じた。


それは、彼女の親友のはぐれメタルだった。

私もはぐれメタルは実際にみたことがある。


しかしそのはぐれメタルからはまったく

別の命の"気"を感じたのだ。


いや、そういうものではなく魔物や人間など

命はみんな一緒。


だが・・・・

そのはぐれメタルは、

何か、別の生き物のよう・・・・

命の神々しさをより感じるというか・・・・・・


だが確信がもてなかったので、

チェルトさんにはお話しなかった。

それがどういうことをこれから意味をするかはわからないけれど、

チェルトさんにとっては

何事にも変えがたい仲間であり、親友なのだから。




第218話 沈黙の洞窟

前ページ:第216話 「かわいい寝顔」

目次に戻ります

ドラゴンクエスト 小説 パステル・ミディリンのTopに戻ります