ダンスアレンジ講座 第2回
※注意※
講座に使用するために参考に使うMIDIはRoland SC88以上推奨です。(モード1リセット入ってます)
2-1 ◆ 音色を加工するにあたって ◆ |
|
第1回では多少の肉付けをして聞かせられるようになりましたね。第2話では中級者が多用するNRPN拡張機能をつかって曲のアレンジをしながら音色を加工して見ましょう。NRPNはいろいろな設定項目がありますが、2-1ではカットオフとレゾナンスの定番の2種類を設定して加工してみます。基本的にカットオフ値を大きくすると音が堅めに(明るく)なります。レゾナンス値を大きくすると「みよんみよん」と癖のある音に変化します。それに併せて他の音量バランスが崩れるので見直します。はじめのピアノが用済みなので消去します。 ◆ 変更箇所 ◆ ●Bassのカットオフ値を小さく ●Pad音色変更&カットオフ値を大きく ●各音量設定見直し ●はじめのピアノコード消去 |
◆MIDI◆ 加工済み |
2-2 ◆ 新たに音色付け加え ◆ |
|
前に比べるとなんかしょぼくなったような気がしますが、まだまだこれからですよ。まず、いらないパートを省いたために音が細くなりました。Padもwarmへ変更したのでアタック(音の出だし)が弱くなっていますので違和感がありますね。これを解消するために、Padのアタック値を小さくして早めてみましょう。しかもさらに音色を追加し、Padがあとから聞こえてくるような演出も追加しちゃいましょうか(^-^) メロディをSaxからシンセリードへと変更します。はじめのPianoでのイントロも変なので違う音色に変更してみます。さらにDance感を出してみましょう。 ◆ 変更箇所 ◆ ●各音色を変更&追加 ●NRPNにてPadのアタック値を変更 ●各音量設定見直し |
◆MIDI◆ 音色追加 |
2-3 ◆ 盛り上げるためのフレーズ ◆ |
|
ある程度アレンジができてきました。今度はイントロからAメロに入る手前に盛り上げるためのフレーズを作ってみましょう。いろんなフレーズがあると思いますが今回は駆け上がる定番?のフレーズをつけてみました。 さらに効果的にメロディーをハモらせてみましょう。ハモらせ方がわからない・・・方のために、ちょっと雑談。簡単なやり方はお約束?ですが、まずハモらせたいメロディーのはじめの音だけハモらせます。そうすると、どれくらい下げた音を使えばよいかわかりますよね。それからメロディーを一気にコピーで複製し、その際にはじめの音がハモる音まで下げます。このままではいくつかあわない箇所がありますので、そこをピアノロールで修正する。とりあえず簡単にできると思います。今回この方法でハモらせます。そのときに下の音のベロシティを多少下げめにしてみますね。 ◆ 変更箇所 ◆ ●フレーズ追加 ●Aメロをハモらせまてみます ●ハモり音を多少弱めに設定。 |
◆MIDI◆ フレーズ命? |
2-4 ◆ 簡単な空間のつくりかた ◆ |
|
簡単な空間の作り方は、定番?ともいえる「アルペジオ」ですね。リバーブ&ディレイを効果的にかけて、空間を作りましょう。2-3を聞いてみるとAメロに入ったときにちょっと寂しい感じがしますね。それをアルペジオで補ってみたいと思います。 作るときはコードと同じ音を16分音符シーケンスフレーズでならしてみます。panの定位をしっかりしたいため今回はリバーブを少な目に、ディレイを多めにかけてみます。その際に1トラックをランダムpanにしてみます。これによりさらにアルペジオが生きてくると思います。 「F0 41 10 42 12 40 11 1C 00 13 F7」”1トラックランダムpanのSysx” ◆ 変更箇所 ◆ ●アルペジオ追加 ●1トラックをランダムpan |
◆MIDI◆ 第2話完結 |
2-5 ◆ 第2話の最後に ◆ |
|
音色加工ということでしたが、最後の方はただのアレンジに・・・(爆)。 NRPNでアタックやディケイなどのエンベロープ、またカットオフなどのフィルターの数値を変更することによって音色を変化させられるので、アレンジに役立つと思います。 アルペジオは時と場合によりますが、たいだい2~3オクターブくらい幅があると結構かっこよくなります。好みですがベロシティを一定で変化させてリズムを刻んでみるのもよいと思います(今回はそうしました。)あと短い発音で刻むとかっこよくなると思います。シーケンスは16を基本?に考えていくとよいと思います。 ~★NRPN★~ DTM初めた方に |
◆修了書◆ 修了証交付 |
パステル・ミディリンのトップページに戻ります