講座5 アクセントレーション

*今回からは

アップストローク:US

ダウンストローク:DS

タップストローク:TS

フルストローク :FS

と表現します。講座の中でも使いますので、解らなくなったらこの最初の部分に戻ってくださいね(^^;)

少尉:おはよーございまぁす☆

隊員:お、おはようございます少尉! 今日もよろしくお願いします!

少尉:はぁい、よろしくお願いしまぁす♪ それじゃ今日やることを説明しますねー♪

隊員:イエッサー!

少尉:今日は、前回の講座の時に出てきた「ハイハットで16部音符を刻む」という形の16Beatをやりますね♪ まずは手首の柔軟運動をしておいてくださいね☆

隊員:イエッサー! ところで少尉はドラムを叩くときはカンフーシューズ着用でありますか?

少尉:いえー? 私はバスケットシューズですよー?

隊員:そ、それではバスドラムのダブルストロークはどうやるでありますか? 

少尉:あぁ、軍曹のやり方とはまた別のやり方があるんですよ♪ 私のは純粋に「2回踏む」やり方なんです♪

隊員:なるほど…色々とやり方があるでありますか……

少尉:そーゆーコトです♪ それじゃあ早速ドラムを叩いてみましょうか♪ まずはこの楽譜(1)からですね。これが俗に16Beatと呼ばれるものの一番基礎的なリズムパターンです。

隊員:イエッサー!

少尉:とりあえずはこれ(1)を叩けるようになって下さいね♪ これができないと次に進めませんから。

隊員:イエッサー! がんばるであります!!

(1)

少尉:うーん、確かに楽譜どおりに叩けるようにはなりましたけど、アクセントが無いですねー。

隊員:アクセントでありますか? あのアップストロークとかダウンストロークとかを使う…

少尉:ハイハットで16部音符を刻む形での16Beatでは、ハイハットのアクセントは凄く重要ですよ。じゃあ、今度は(2)にあるように、印がついてる位置でアクセントをつけて下さい♪

(2)

隊員:イエッサー!! それぞれの拍のアタマでありますね?

少尉:はぁい、その通りです♪ じゃあやってみましょう☆

隊員:イエッサー!!

少尉:…この場合のストロークは、右(DS)→左(TS)→右(US)→左(TS)→右(DS)→左(TS)→右(US)→左(TS)…の繰り返しになります。拍の最初にアクセントをつけるために、拍の最後のショットをアップストロークにするのを忘れないでくださいね♪ そうしないと、不自然なアクセントがついてしまいます。

隊員:力でアクセントをつけてはいけないであります!!

少尉:はぁい☆ まさしくその通りですね。アクセントは必ずストロークでつけて下さい♪

隊員:イエッサー!!

少尉:このアクセントのつけ方では、右手がDSUSDSUS…と交互にダウンストロークとアップストロークを繰り返しているのに対して、左手はずーっとタップストロークのままですね。これで力をいれずに自然なアクセントをつけることが出来ます♪

隊員:これなら結構楽であります!

少尉:それでは次に、(3)の楽譜のように、拍の最初と最後にアクセントをつけて見ましょう♪

隊員:最後にもつけるでありますか? 

少尉:はぁい、そうなんですよー。これは何故かというと、(2)のように拍の最初にだけアクセントをつけると、聞く人は「拍の最初だけ」を意識するようになります。これはつまり、右手がいくら16部音符で動いても、聞く人には4部音符の動きと取られやすいからなんですね。ですから、聞く人に16部音符の動きを意識させるために、拍の最後(4打目)にもアクセントをつけるんです♪

隊員:イエッサー! 解りましたであります!!

少尉:MIDIの場合は、16Beatでハイハットで16部音符を叩く場合に1拍で4つ叩く事になるんですが、その1つ目と4つ目のべろシティを強めにすると良いでしょう♪ 目安としては1、4拍目のベロシティ=90で、2、3拍目のベロシティ=40くらいにすると良いかもしれません☆

(3)

少尉:…どうですかー? 出来ましたかー?

隊員:…………1打目のアクセントはともかく…4打目のアクセントがつけられないであります!!()

少尉:これはさすがに慣れないと難しいですねー。この場合のストロークは右(DS)→左(US)→右(US)→左(DS)→右(DS)→左(US)→右(US)→左(DS)と言う風に、左手もアップストローク、ダウンストロークを繰り返します。まずは片手ずつやってみると良いですね☆

隊員:イエッサー! やってみるであります!!

少尉:あと16Beatを叩くときの注意点ですが、スティックの先の部分でハイハットを叩くようにしてくださいね♪ そうするとハイハットの音の粒がそろいやすいんです。

隊員:なるほど……でもこれだと大きな音は出にくいであります。

少尉:その点は心配要りません☆ 16Beatの場合、あまりハイハットの音を大きくしてしまうと、ドラムは高音部分だけが目立ってしまいやすいんですね。ですからドラムの音のバランスを考えると、ハイハットは若干小さめの音くらいがちょうど良いんですよ♪

隊員:なるほど! 全体のバランスが重要、というコトでありますね!?

少尉:はぁい、その通りです♪ それではこれが出来たら、次に(4)のようにバスドラムのパターンをちょっと変えてみましょう♪

隊員:イエッサー!

少尉:こうすることでかなり16Beatらしくなってきましたね? このリズムパターンで気を付けることは、バスドラムを踏むときに力みすぎないこと、それに、ハイハットの16部音符の動きときっちりあわせてバスドラムを踏むこと。これが大事です。

隊員:……結構ズレてしまうであります!!

少尉:んー、これは結構難しいですからねー。それではこれは次回までの宿題として、今日はこれくらいにしましょうか♪

隊員:イエッサー!! ありがとうございました!!

少尉:はぁい、お疲れ様でしたー☆

次回予告:16Beatでのフィル・イン

第4回:「16Beatとは!?」 に戻るのぉ。

目次に戻るのぉ~

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