【スライム物語1】

「あるスライムの証言」より

人間達が森に来た後は、必ずひどい臭いがします。
それがあの忌々しいヒノキの棒や、こんぼうや、銅の剣で潰されたスライムが腐った臭いだということは人間以外の誰しもが知っている事実です。
人間達は私たちが彼等の町に入り込んだときは情容赦もなく殺そうとしますが、自分たちは私達の森に入り込んでは蛮行の限りを尽くして平気な顔をしています。
彼らは薄汚い足で私たちの住処に踏み込んできますが、抵抗しようとすれば悪い魔物と呼ばれて殺されるのです。
私は私の多くの兄弟たちが、まるで馬糞か何かのように踏み潰されるのを何度も見ました。

今私の内心に湧き上がるこの憎悪を、今日は思う存分はらしてやるつもりです。同胞たちの苦渋の涙を今度は奴らが味わう番です。
私達は人間達のように野蛮な武器を持ちませんし、おおがらすのような嘴も、いっかくうさぎのような角も持ちませんが、この身を弾丸としてやつらに一矢を報いることができるでしょう。
私達には多くの仲間とそれを支える繁殖力、そしてなにより正義があります。

神よ、どうか私に力を。

 

【スライム物語2】

スライムが あらわれた!

スライムの こうげき!
ゆうしゃは 1のダメージをうけた!!

ゆうしゃの こうげき!
スライムに 10の ダメージ!!
スライムを たおした!

スライムを やっつけた!
それぞれ
1ポイントの けいけんちをかくとく!
2ゴールドを てにいれた!



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