もうすぐ天空の盾が手に入る。しかし、フローラさんのことはどうしようか。
アンディはどう見てもフローラさんにぞっこんだ。彼女もそう悪い気はしてない
らしい。
でも、僕のことも同じように見てくれている。彼女の気持ちは分からない。
フローラさんのことにふれると、ビアンカが反応する。ビアンカは僕のことを好
きと思ってくれているのだろうか?
ビアンカに再開したときは、確かに胸がどきりとした。幼なじみといっても、10
年以上もあっていなかったし。
自分の気持ちすら分からないなんて。
ルドマンさんはもう結婚式の準備をはじめていた。何ということを。
「フローラと結婚するか、それともその連れの女性を取るか、今夜一晩で決めろ」
なんて事をいう。天空の盾は関係ない。純粋に僕の気持ちで決めなくてはならな
い。
眠る気になれない。
気持ちが決まった。