【第238話】

悪趣味


鍛冶屋のご夫婦も王者の剣のこと、

そして、オリハルコンの場所はしらなかった。

唯一の手がかりはマイラの村のはしっこにある村

予言師さんがいて、その人なら知っているかも・・・・

とのことだった。



家の中を見てみたが、あたりは暗くよくわからない。

あかりもついてない。

こわいよぉ・・・・


「あのぉ・・・どなたかいらっしゃいませんか?」


しかし声も聞こえない。


う~ん・・・・・

やっぱり、留守なのかなぁ・・・・


仕方ないので帰ろうとふりかえると、

そこに一人の老婆がたっていた。


「きゃぁあ!!!!!」


「ふぉふぉふぉ・・・・・・

 びっくりしたかのぉ・・・・」


「いらっしゃったのですか・・・・

 だったら、声くらいかけてくださいよぉ~」


趣味わるぅ~いぃ~

人を驚かせて笑うんだもぉ~ん・・・・


「久々の客人じゃ。

 ゆっくりせい」


老婆は明かりをつけ、部屋にとおしてくれた。




「なるほど・・・・・・」


私は予言師のおばあさんに事情を話し、

オリハルコンのありかを占って欲しいといった。


「事情はわかった。

 しかし、わからんぞ、うまく占えるかどうか・・・・」


「お願いします!

 なんの手がかりもなくて・・・・」


「わかったわかった・・・

 ちょっと今用意をするから待てい・・・」



第239話 2つのキーワード

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