【第249話】

剣奥義


隼の剣で、電撃のように鋭い攻撃をしてきた。

私はそれをかわすので精一杯。


自信のあるスピードで1つ上をいかれた。

相手に勝つためにはどうすればいいか・・・・・




「次ははずさないぜ・・・・」


そう言って男は近づいてきた。


こうなったら、ぶっつけ本番だが、

これをやってみるしかない。


私は体内の魔法力を高めた。

ありったけの魔法力を体からかきあつめる。


ギガデインを超える魔法力をためる。


そのあと、盾を投げ捨て、体勢を低くし

体のばねをつかい、思いっきり跳躍して切りかかった。


相手はよけようともせず、私の空からの攻撃を

受け止めるつもりだ。


空からの全体重を乗せた一撃を加えようとする瞬間、

魔法力を開放して、空中で動きをとめ、

盾を捨て空いた左手でベギラマを横に向かって放つ。

私の体は、空中で動きをかえて、

再度すぐ、別の方向に次のベギラマを放ち、急接近する。

人間では絶対にありえない動きで空中で横からの一撃をくわえる。


「クソ!」


この攻撃は予想できなくかろうじて剣で受け止める。

さすが!


さっきのお返しにとばかりに、すぐに剣をひき、正面から

二撃目を加える。

それも、なんとかうけとめてきた。

しぶとい!


今度は体を斜め横に倒れこむようにして、

転倒する寸前まで倒れこみ、魔法力を開放し、

顔が地面につくくらいで空中で強引に動きをとめ、

超低空の一撃目を剣でくりだす。

・・・・・・かわされた!?


しかし、まだあきらめない!

相手は完全に今の三連撃で体勢を倒している。

こちらも体勢を大きく崩しているが、

ベギラマを地面に放ち、その力で起きあがり、

相手に突進し、四撃目を全体重を思いっきり放った。

剣でうけとめられたが、思いっきり、力任せにふりきる。


剣がぶちあたる音とともに、

相手の剣は手から離れ、剣が宙をまった。


勝負あった・・・・・


第250話 4度目の再会

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