草薙の剣
今、目の前に蛇の首が何本もついた、この世の生物とは思えない
化け物が私の前にいる。
間違いない。こいつが、やまたのおろちだ!
初めてのバラモスの配下との対決。
果たして、このレベルで倒せるだろうか?
考えてもしょうがない。いくぜぃ!
素早く、身を翻す。
奴の首にとりつき、頭のひとつにゾンビキラーを突き立てた。
「えい!」
「グギャーーーーーー」
やまたのおろちは、暴れだし、そこへ他の頭が炎を乱射してきた。
振り落とされたわたし。
「きゃぁぁ!」
おもいっきり、床にたたきつけられた。
「うっ!」
あまりの衝撃で血を吐いてしまった。口の中に嫌なにおいが広がる。
そこへ、奴の炎が。
素早く、ドラゴンシールドを構え、身を守る。
だけど、
「い、いつまでも耐えられない・・・・・・・・・」
炎の切れ間に素早く、反撃。
そ、それにしても強い!
今までのどんな奴よりも。
こっちも瀕死の状態だが、ベホイミをかけながらまた剣を構え、反撃!
私は狂戦士と化した。
気の遠くなるくらい、攻撃を繰り返した。
何度も何度も・・・・・・・・・・・
そして3本目の首を切り落とすと
「くっ!余をここまで傷つけるとは、さすがにオルテガの娘だ・・・・・・・・」
と人間の言葉でやまたのおろちがしゃべった!
「な、何故、私のことを知っているのよ!」
しかし、奴は何も答えず、突如できた空間に吸い込まれるように
消えてしまった・・・・・・
そして、そこには一本の剣が残されていた。
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