隠された秘密
あいつは、バラモスの配下だ。
むごいようだが、とどめを刺さないと、きっとまた暴れるだろう。
どうやら、どっかの屋敷に瞬間移動してきたようだ。
何となく見覚えがあるのだが、夜のためかよく見えない。
ん?
「はぁ・・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・」
何処からか、荒い息づかいが聞こえてきた。
誰!?
声のした方に忍び足で近づく。
「卑弥呼・・・・・・・・・様」
なんと、卑弥呼様が当たり血だらけで横たわっていた。
そうか、ここは、ジパングの卑弥呼様の屋敷だ!
と、いうことは・・・・・・・・・・・・
この血だらけの卑弥呼様、いや、卑弥呼は・・・・・・・
”そうだ、察しの通りだ”
直接、卑弥呼が脳裏に語りかけてきた。
”私がやまたのおろちだ”
「あなたが・・・・・・・いや、おまえが生け贄を要求していたわけね」
”そうだ”
「・・・・・・・・・ひどい」
"人間若い女の肉は私の若さを保つのに必要だからな”
「なんてことを・・・・・・・・・・・許せない!」
そうもいかなくなったようだな!”
”ふん、このまま見逃してやろうとも思ったが、
「お前は、この私が倒す!」
”さっきは、不覚をとったが、今度はそのようにはいかんぞ!”
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