【第49話】

極北の爺


現在、手に入れたオーブは、 レッドブルーグリーンパープルの4つ。

残り、二つのオーブを探すには世界の隅々まで、回らなければいけない。

私は、極北の氷に覆われた島に上陸することにした。


「イオラ!」


氷の化け物が、襲ってくるが、敵の強さは大したことはない。

なんだけどぉ・・・・・・・・・・


寒いよぉぉぉ~~~

もっと、厚着してくれば良かったぁ!

私が身につけているのは大地の鎧だから、金属の冷たさが、

余計に身にしみるの。

ふえーん、このままじゃ、風邪引くよぉ~~~

どうしよう、このまま、船に引き返そうか・・・・・・・

でも、もしかしたら、オーブあるかもしれないし・・・・・

うーん・・・・・・・・


ん?

明かり?

あ、あんな所に明かりが!

ということは、人がいるの?

何か、暖かい物でも分けてもらえるかな?

行ってみよ!


「うおおぉ!

 そこにあるのは、変化の杖じゃないくわぁ!」

(きゃっ!そんな大きな声出さなくても聞こえるわよ・・・・・・)

「一生のお願いじゃぁ!!

 この変化の杖をおいていっておくれ!」

(・・・・・・・確か、このシチュエーション前にもあったような気がする。

 気のせいかな?)

「お願いじゃぁあ!!」

(デジャブかしら?思い出せない・・・・・・)

「なぁ、どうしても変化の杖が欲しいんじゃぁぁあ!!」

(あぁ、思い出したわ。街を作ろうとしていた、スー族のおじいさんだ。

 そういえば、ムーン、どうしたのかな・・・・・・・)

「変化の杖をおくれぇぇえ!!」

(あの子、頼りないから、心配なのよね・・・・・・・)


「・・・・・・・わしの言っていること、聞いてる?」


第50話 嫌なプレゼント

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