【第50話】

嫌なプレゼント


やっぱり、のまれたしまった・・・・・・

え?何がのまれたかって?

前回の、変化の杖を欲しがっていたおじいさんいたでしょ?

断りきれず、サマンオサの宝を渡してしまった・・・・・・

いいのだろうか?

頼まれると嫌といえない性格なのよねぇ。


「いいですよ!」

「遠慮するな。この骨を持っていくがいい」

「遠慮なんかしてません!」

「最近の娘はかしこまっていかんのぅ。

 人の好意は素直に受け取らなければいかん」

「で、でも・・・・・・・・」

「ほら!この道具袋に入れておくぞ。

 なに、礼はいらん!」

い、いや、あ、やめて・・・・・

いやぁぁぁぁぁ!


このおじいさんに、変化の杖のお礼ということで、

動物の骨をもらったんだけれど、これをどうすればいいっていうのよ・・・・・

こんなものもらったって喜んでくれる女の子いないぞぉ!

私だって、年頃の女の子なんだから。

それなのに、それなのに・・・・・・

ふえぇぇーん。

初めて男の人(しかもおじいさん)からもらったプレゼントが

動物の骨なんて・・・・・・私って、不幸すぎるぅ!

嫌な思い出になっちゃうよぉ・・・・・・


第51話 ふなのりの骨

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