母と子
台所から、お母さんが、包丁でトントンする音が聞こえる。
やっぱり、落ち着くなぁ・・・・・・・・
やっぱり、母さんの料理は、おいしい!!!」
もう少し、女の子らしくできないの?」
「・・・・・・・ったく・・・・・・・
「だってぇ、お母さんの子だもん」
「顔は母さん似だから、きれいなのよねぇ・・・・・・・・」
「えっ?」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
ハハハハハ!!!!
二人して、大笑いしてしまった。
やっぱり、いいなぁ、こういう会話。
「ねぇ、チェルト・・・・・・・・・」
「なぁに?」
「ボーイフレンドはできたの?」
プッ
思わず、お茶を吹き出してしまった。
「な、なによぉ・・・・・・・突然・・・・・・」
だからねぇ・・・・・・」
「いやね、あんたも、年頃だろ?
「ば、バラモス退治に行っているんだから、そんなこと有るわけないでしょ?
そ、それに、こ、こう見えたって、け、けっこう、もてるんだから!」
もう少し、女の子っぽくしていたら、もてるのにねぇ?」
「どうだか?
さすが、お母様、見抜かれていらっしゃる・・・・・・・・
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