恐怖
彼女達の命と引き替えに、伝説の不死鳥ラーミアが誕生した。
しかし・・・・・運命でも・・・・・
・・・・・・・ひどい・・・・・・・
だが、人の死を目の前にしたのは初めてのことだった。
”その役目が終われば、この世からなくなる運命”
そもそも”運命”ってなんだろう?
”わ、私は、まだ死にたくない!”
”い、いやぁ!!!”
彼女たちの半狂乱の声が今でも耳に残っている・・・・・・
涙が止まらない。
彼女たちへの同情?
それとも、死への恐怖?
”死”ってなんだろう?
きっと、架空の物語なら、
そのまま”運命”と定められた者は、
それを”運命”と認めて、消えていくのかもしれない。
でも、彼女たちは人間だ。
架空の人物ではない。
人間が死ぬ直前の恐怖・・・・・・・・
もし、自分があの立場だったら、どうなっていたのだろう?
”死”
深く考えたことはなかった。
よく、死後の世界がある・・・・・
霊の世界がある・・・・・
そんな話を聞く。
偉そうに語る人がいる。
でも、実際は死んだ後の世界は死んだ者にしか、わからないと思う。
その人達は”死”に関して、深く考えたことがあるのだろうか?
もし、自分が死ぬことを想像するとすごく、不安になる。
自分が死んでしまっても、世の中は整然と流れていく。
だが、自分は二度とこの世の中の出来事にふれることができないのだ。
そして・・・・・それは・・・・・・・
生き物で有れば、”必ず”、起こること。
私が考えていることは、あまりに当たり前なこと・・・・・・
でも、現実に自分が必ず死ぬという事を考えると・・・・・・
だめだ・・・・・・・
怖い・・・・・・・・
これから、バラモスと闘うのが、とても怖い・・・・・・
嫌・・・・・・
わ、私も、まだ、死にたくない・・・・・・・・
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