【第92話】

バラモス城


ラーミアを復活させた私は、ついにバラモス城に

一人で乗り込むことになった。

見えてきた。

あれがバラモス城か・・・・・・・・・


ラーミアを安全なところに待たせ、私はバラモス城に向かった。

どうやって、忍び込むか・・・・・・・・

敵の本拠地という事もあり、たくさんの強敵が待ち受けているだろう。

城の中に潜入する手段を歩きながら考える。


しかし・・・・・・・

城の城壁へ近づくにつれて妙なことに気が付いた。

城の中は荒れ狂う魔物どもで騒がしい様子を想像していたのだが、

まったくその気配はない。

静かだ。


魔物なんていなそう・・・・・・・・・

城壁についたが、やはり物音一つしない。

ただ、鳥のさえずりや風の音さえ聞こえないので

ここが異常なところだというのは、わかる。

そして、この臭いは・・・・・・・


城壁をよじ登るのは、無理そうなので、

入り口からの侵入を試みようとしたのだが、

一苦労有るかな?


・・・・・・・・・・・たやすく入れた。

門番兵もいない。

どういうこと?

だが、このような些細なことはどうでもよかった。

それより、目の前の光景に唖然とした・・・・・・・・


第93話 油断

前ページ:第91話 「大空へ」に戻ります

目次に戻ります

ドラゴンクエスト 小説 パステル・ミディリンのTopに戻ります