旅は時間を守りましょう
ちなみに、青春18切符とは、夏休みや春休みなど、ある一定内の期間で売られていて、
5日間だけ、JRの鈍行、快速が乗り放題という切符なのだ。
値段も1万円ちょいと、それほど高くないので、
学生などにはすごく人気のある切符なの。
前回の旅では、社会人の人ともお知り合いになったくらい。
時間前にちゃんと集合時間に集合場所についた。
・・・・・・・・なのだが、約一名、来ない者がいる。
もう、気づいていると思うけれど・・・・・ムーン・・・・・・・・・
あの子は、何やっているよぉ~
DQ日記ではおなじみの子だから、説明の必要はないわね。
商人のムーン。私たちより、2つ年下の16歳の女の子。
私の妹みたいなもの。
この子が来ないのだ。
「どうしたんだろうね、ムーン?」
「化粧でとまどっているとか・・・・」
「あの子はそんなことしないわよ・・・・・」
「しかし、言い出しっぺがこれじゃぁねぇ・・・・」
そうなのだ、この寝袋旅はムーンが行こうと最初に言い出したのだ。
最初、普通にミリーとどっかのホテルか、旅館に泊まって
旅行をしようというお話をしていたのだが、
この話をムーンに話したら、お金に厳格な彼女は、
1にお金、2にお金、34がなくて、5にお金よぉ。
ホテルなんて、絶対ダメ!」
「そんなことにお金を使うのはもったいないじゃなぁ~い。
ということで、今回、全員強制的に寝袋を購入して旅をするということになったのだ。
まぁ、私は結構この旅に乗り気だから良いけれど。
ミリーも、それほどいやがっていない。
ミディリンは・・・・・ほっておこう・・・・・
しかし、遅い・・・・・
旅は絶対に時間は厳守をしてもらいたいものよ。
何故かというと、青春18切符で旅をする場合、行き当たりばったりの場合をのぞいて
綿密に時刻表でスケジュールを立てて、うまく電車を乗り継いでいかないと
目的地までたどり着かないのだ。
今日一日で、本州の一番南まで行く予定だったのだが、
もうその予定は崩れ去った。
そこへ
「ごめ~ん!まったぁ?」
という脳天気な声が。
「何していたのよぉ~、電車かなんか事故でも起こしたの?」
「ううん、寝坊しただけぇ」
ミリーも、ミディリンも、げんなりしている。
はぁ・・・・・・・・・・
まったく・・・・・・この子は・・・・・・
ただ・・・・・この無邪気さが・・・・・なんとなく憎めないのよねぇ・・・・
でも、最初からこれじゃぁ、思いやられるわ・・・・