お好み焼き
岡山駅を出たのは夕方6時頃・・・・・・・
行き着く先は・・・・・・・
「ここが、今日の限界じゃないか?」
「そうだね・・・・・・・」
「とりあえず、お好み焼きが食べたいぃ~」
そう、ここはお好み焼きで有名な広島。
なんだかんだ言って、一日で神奈川県からここまで来たのだから
大した物だ。
イスにずっと座っていたせいでお尻が痛い・・・・・
「とりあえず・・・・・・・晩御飯にしたいね。
朝、昼、カロリーメイトだったし」
「あぁ・・・・・・・確かに腹が減った」
「でもさぁ・・・・・・・周り、みんなお店しまっているね」
「だって、もう9時過ぎているもの」
広島には始めてきたのだけれど、
建物もすごくきれいで都会というイメージを受けた。
ただ、東京の都会とは違い、夜は人がやっぱり少ない。
駅もほとんどの店がしまっていて、食べる店などみんなしまっている。
「どうしようか?」
電車に乗らないと間に合わない見たい」
ねないとつらいな・・・・・・・」
ねぇ~
お好み焼きは!?」
「明日、長崎に着くには、広島始発の朝5:55の
「・・・・・・ってことは、今からすぐ寝床を探して、
「え?
じゃぁ、ご飯は食べられないの?
「し、知らないよ、そんなこと」
「お好み焼きぃ~~」
ムーンがだだをこねている。
やはり、カロリーメイトにあきたのかも。
ん?
まだ、KIOSKがやっているぞ。
あそこに書いてあるの、お好み焼きじゃないのか?」
どこどこ!?」
あそこだよ、ムーン」
「せっかく来たのに、お好み焼きが食べられないなんて、嫌だよぉ~」
「・・・・・・ったく・・・・・・・・
「え!?
「あ、ほんとだ・・・・・・・
ミリーが指さす先に、確かに
KIOSKでお好み焼きと書いてある。
「わたし、買ってくるね!」
あれ?
みんなは買わないの?」
そのお好み焼き、箱に入っていない?」
「うん!」
「それってさぁ、今食べられるの?」
「どういうこと?」
「だからさぁ・・・・・・・
別に保温も何もされていなく、普通に売っていたじゃない。
もし、作りたてのお好み焼きなら、何らかの処理がされているような気がして・・・」
「そういえば、この箱、暖かくない・・・・・」
「あけてみたら?」
「・・・・・・うん」
ムーンが、お好み焼きの箱をがさごそ開ける。
「あぁあああああ!!!!」
「どうしたの!?」
・・・・・・・ってことは、家に帰らないと食べられないじゃない!!!
やぁあああ~ん!!!!
しかも、すっごく大きいお好み焼き買っちゃった!
荷物になるうぅ~
ちょっとぉ~、ミディリン、これどういうことよ!」
俺のせい?」
あんたが、買いたいって行ったから、探してやったのに・・・・」
「こ、これ・・・・・・・・・電子レンジで暖めるお好み焼き!!!!
「え!?
「そうよぉ~」
「ちょっと待てくれよぉ~
「弁償してよぉ~」
「なんで、そんなことしなきゃいけないんだよぉ~」
やれやれ・・・・・・・