目指せ広島城!
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ムーンとミディリンの漫才コンビはほっといて、
とりあえず、寝床を探すことにした。
明日は早起きしなきゃいけないんだから、早く寝ないと・・・・
「う~ん・・・・・・いやじゃないけれど・・・・・」
「いや」
「ミディリンには聞いてない」
「お腹すいたぁ~」
「あなたは黙ってなさい」
かなり寒くなるかなぁ・・・・と思って」
「今は歩いているから良いけれど・・・・・
「そうねぇ・・・・・・・・・」
確かにこの寒さは尋常じゃない。
しかし、ホテルに泊まっては、寝袋を購入した意味ないし・・・・
(第一、ムーンが絶対反対するに決まっているんだから・・・・・・)
せっかく来たんだし、それに原爆ドームもみないと、広島に来た意味がない」
「とりあえずさ・・・・・・広島城、行ってみないか?
「ここから遠いのかなぁ?」
「いや、この駅の地図を見た感じでは、そんなに遠くないんじゃないか?」
「ミリーどうする?」
「うん・・・・じゃぁ、いこうか」
「そんなこと、俺に言われたってぇ・・・・」
うぅぅ・・・・・・・・・
もう、20分は歩いているよぉ・・・・・
しかも、私たちの荷物というのは、寝袋やコードなど防寒着を含め、
着替え、食料など、大量の荷物を持っているので、
一人の荷物は数kgもするの。
だから、5分さえ、歩くのもつらいのよぉ・・・・・・
はぁ・・・はぁ・・・・・・・
先が見えない・・・・・・
「・・・・・・・あれ・・・・・・じゃないのか?」
ミディリンが指さした先には、
きれいにライトアップされた広島城が見えた・・・・・・
あれだ・・・・・・・・