九月十一日

ポートセルミについた。昼ごろついたので宿はすぐ決まり、情報集めに歩いて回 ったけれども、あまり収穫はない。
一度行った街や村に簡単に行ける呪文があるらしいこと。
東南の方向にあやしいやまがそびえていること。
ここからさらに西に町があること。
くらいか。

情報集めの最中、酒場で変な奴等にからまれて追い払ったら、そのまま成り行き で何やらものを頼まれてしまった。南のカボチ村とか言うところだ。話を聞くと どうやらとんでもない田舎らしい。前金で1500Gも渡されてしまったからには、 行くしかないだろう。

酒場でのごたごたでマスターに気に入られてしまった。これから訪ねていくこと になってる。ダンスもあるとかで、なんだか楽しみだ。

九月十二日

カボチに行く途中。野宿。ピエールはよくやってくれている。馬の番もできるよ うになった。
今日は一日中頭が痛い。足が進まず、ちょっとした丘でも、越えるのに苦労する。
ピエールには悪いけれど、先に寝る。
九月十三日

戦闘で馬車の車軸が折れ、馬も怪我した。馬はすぐに回復させて落ち着かせたけ れど、馬車の故障は痛い。何とか新しく削り出して、カボチにたどり着いたのが 夜になってしまった。

村に入ると、怪しい影が入れ違いに飛び出していった。作物を荒らしていたよう だ。あれをやっつければいいらしい。
とりあえず今日は宿に泊まる。


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