誘惑の剣
彼女の名前はサブリナ。
サブリナ夫妻はバラモスに呪いをかけられていたのだが、
わたしがバラモスを倒したため、彼女たちの呪いが解けたそうだ。
なぜ、バラモスは彼女たちに呪いをかけたのだろう・・・・
チェルト様・・・・・・・いや、チェルトさん
この剣がそうです」
この剣を手に入れるということは、王国を支配する・・・・・
といわれていました」
「これは言い伝えなのですが・・・・・・・・
「そんなにすごい力が隠されているの?」
この誘惑の剣には、人をまやかしに陥れさせる作用があります。
今は、各国の王がそれぞれの国を平等に支配しています。
しかし、以前この大陸は女性によって
全国を支配されていたのです」
「えぇ・・・・・
・・・・・・チェルトさんはご存じでしょうか?
「そうなんだ・・・・・・・・」
初耳だ。
誘惑させて権力を握ったのが始まりでした。
それから、数世紀の間、女性による国の統治が始まります。
そのため、罪もないたくさんの人たちが命を落としました」
「ある国の王を、一人の女性がこの剣の魔力で
そして・・・・・・・・この剣を所有するため、幾度もの戦が行われました。
「ひどい・・・・・・・・・」
・・・・・・ですが、サブリナの祖父が・・・・・その・・・・・・」
「えぇ・・・・・・・悲しいことです・・・・・
といって、彼女の方を見る。
盗賊だったため、この剣を王家から盗んだのです。
きっと、この世を支配しようと思ったのでしょう。
でも、この剣を見て・・・・・・・
何かを悟ったのでしょうか・・・・・
盗むことによってしか生活ができない、今の時代がいけないのだと・・・・」
「いいわ・・・・・あなた、言って・・・・」
「・・・・・サブリナの祖父が・・・・・・
自分が盗賊ならざるを得なかった、このような世界がいけないのだと・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「彼女の祖父の遺書にはこのようなことが書かれていました」
しかし、その支配された世界は、闇の世界
この剣は善なるものが現れるまで、決して渡してはならぬ
もう、このような魔力によって支配された世の中ではいけないということが・・・・」
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