【第395話】 マントゴーア戦
王座の間には目に見えないバリアが罠としてしかけられていた。しかし光の鎧のおかげで私はダメージを受けることなく隠し階段を見つけ、地下に降りていった。
大魔王やキングヒドラは、地下にいるのだろうか。城であるから、てっきり上の階にいるのかと思っていたのだが。
しかし、地下に行くと魔法が制限されるのがつらい。地下の場合、ライデインを発動させることができない。魔法の発動はするのだが、雷が天井に当たり、効果がないのだ。
ギガデインであれば、技自体は何層もやぶり発動はするだろうが天空の力を借りている魔法であるため、地下にいけばいくほど威力は弱まる。
そうなると魔法による攻撃は期待できないため王者の剣と稲妻の剣、それとベギラマなどの中級レベルの魔法のみで戦うことになる。
地下に降りると突然巨大な火炎が私に襲ってきた。とっさに勇者の盾で身を守る私。目の前で大爆発がおき、吹き飛ばされ、床に叩きつけられた。
勇者の盾で火炎の直撃は防げたものの、熱による火傷で私の体から煙がたっていた。そして油断したため、手に持っていた王者の剣が床に転がる。しまった…
目の前を見ると緑色のライオン型モンスターが三匹立ちはだかっていた。その目は獲物を狩る目である。
以前ルビスの塔で戦ったモンスターの色違いであるが、今の魔法はメラゾーマだろう。勇者の盾と光の鎧、魔法防御の宝石によるブルーメタルの兜によりダメージは軽減されたが、ダメージは隠せない。
さらに魔物からの追撃がきた。辺りに不思議な風が起こる
「これは…」
第396話 マントゴーア戦2
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