幽霊船
その船を見つけたと同時に、光っている骨が蒸発するように
とけてしまった。
・・・・・・・・この船の中を調べろってことなのね・・・・・・・
蜘蛛の巣があちこちにあり、たまに顔にかかる。
自分の吐息が聞こえるほど辺りは静かだ。
いったい、私はこの船で何をすればいいのだろう。
もしかしたら、オーブがあるのかしら。
それとも、別の物?
まさか、バラモスの配下がここにいるなんて事は・・・・・
いろいろなことを考えながら、船の中を当てもなく歩いていた。
ところが、
ミシッ
え?
なに?
この船には地下があったようだ。
床が急に抜けて、その地下まで、落ちてきたみたい。
それにしても、まるまる一階分落ちたのに、傷一つない私って
なんて頑丈な体をしているのかしら。
まぁ、いいんだけれどね。
辺りを見渡す。真っ暗でわからないけれど、
ここは何かの倉庫のようだ。
手探りで出口を探す。
・・・・・・・あった。扉だ。
そこから外に出ると・・・・・・
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