巫女
6個のオーブを手に入れた私は、
氷の大陸、レイアムランドへ船をつけた。
もう、この船ともお別れね・・・・・・・・
まったく、ずれていない。
この日のために影で練習でもしたのかしら。
(こらこら!そんな罰当たりなことを・・・・・・)
うっ・・・・・うん・・・・・
そうよね。
今日はまじめにやるのだ。
「あなたが持っているオーブを祭壇へ・・・・・・・」
二人の声は、まるで、楽器の音色のように聞こえる。
それほど、きれいだ。
私は言われたとおりに、オーブを置く。
最初はレッドオーブ。
ミリー・・・・・・・・・・
次にグリーンオーブ。
テドンの悲しい事件を思い出す・・・・・・・・
次にパープル、ブルー、シルバーをおく。
数々の死闘。
どれもつらかった・・・・・・・・
そして・・・・・・・最後にイエローオーブを静かにのせる。
ムーン・・・・・・・・・
やったよ・・・・・私はついにラーミアを蘇らせるよ・・・・・・
伝説の不死鳥、ラーミア。
人々の期待の神の鳥。
今、蘇らせてみせる!!!
巫女達の詠唱が始まった。
今、その血を持って、汝を召還する」
「我ら、ラーミアの番人、神の子。
懐から出したナイフを自分の指に傷つけ、血を流す・・・・・・・・
きっと、儀式の一環なんだろう。
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