呼吸困難
それで道を自分で強引に作ろうとしたの。
(どこから、そういう発想が出るのぉ?)
だってぇ~、マッピングのような、緻密な作業は私にむいていないんだもん。
・・・・・・・・と話が少しそれてしまったが、イオラの魔法を唱えようと思ったら、
私の顔に何かがよぎった。
私の顔に何か得体の知れないものが張り付いている!?
それを必死にひっぺがそうとしている。
いやぁぁぁぁ~ 何よぉ~~ この物体は!
「キミ、ボクの家、怖そうとしたぁ」
ずいぶんかわいい声がする。
んなこと考えている場合じゃないわ!
早く離れなさいよぉ!!
う~ん、う~ん、く、くるしい・・・・・・・・
離れてぇぇぇ~!
しないなと誓うんなら、離れてあげる」
「もう、こんなことしない?
私はコクコクうなずいた。
「ほんとにしない?」
さらにうなずく私。
「ほんとに、ほんとに、ほんとぉ~~にしない?」
だから、しないって言っているじゃない!
私は何回もうなずきかえした。
それと同時に、顔にくっついていた物体もとれる。
あぁ~~、死ぬかと思ったわ。
めちゃめちゃにされちゃうと思ってさ」
「だってぇ~、あのままだとここを
ん?
どこから声がする?
視線をしたに落とした。
「どこ見てるの? もっと下、下!」
さらに私は視線を下に落とした。
そこには銀色の液状に、目と口がついている物体がいた。
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