第2幕 関東軍が行く(中編)
糀谷駅でkuzuさん&森田さんを除く関東軍が集まった。
そしてさらに待つこと5分。
後続の電車が入ってくる。
また都営浅草線の車両!!
京急は他社の車両をほとんど私物化状態である。
時として、京急の空港線・羽田空港⇔京急蒲田の線内往復をこの都営浅草線車両が行っているときがある。
おい!!
自分の所の電車はどうしたんだ!!!ってな状態である。
大量の荷物をそれぞれ各自持ち、いそいそと電車に乗り込む。
ここから羽田空港まではわずかに4駅。
しかし、運賃は十数駅の彼方にある品川までの料金と変わらない。
どうして空港周辺となるとこうも値段が高くなるのであろうか?
謎である。
とその車内。
ふと広告を見上げると「安田学園」の広告が。
これにはちょっとした笑い。
折からの「男教室」の開幕を予期させるものであった。
あ、ちなみにこの安田学園、2000年巨人ドラフト1位の指名を受けた中央大出身の阿部慎之助捕手の母校であったりする。
安田さんの体調を気遣いつつ、飛行機は大丈夫か?とかしまっぺさんのキーボードでかいッスね~とか、何で公団線は印西牧の原から先に印旛医大病院なる駅が出来たのに印西牧の原行しかないんだろう?
…あ!
印旛医大病院行だ!!
すれ違いの電車を見ながらそういってみたりとかしているウチに羽田空港着。
羽田空港駅は地下駅である。
ホームは2つ。
一行が乗ってきた電車の止まったホームと別のホームにはすべからく1本前の電車が止まっている。
つまり都営の電車。
端から見ると京急の駅ではなく、都営地下鉄の駅に見えてしまうのは致し方ないところであろう…。
恐るべし京急!!??
一行は羽田の地下駅からエスカレーターにて地上の空港内へと上がっていく。
関東軍の未合流組のウチの1人森田さんは一人モノレールにて羽田見参となっていたため羽田にて直接合流と言うことになっていたのである。
場所は乗る飛行機がANAの飛行機であったためANAの出発窓口前と言うことになっていた。
というわけで一行は再度長~いエスカレーターに乗りANAの窓口へと向かう。
そして着…が。
広い!!!
その長さは100mから200m近くある!!
しかも人が異様に多い!!
これすなはち、絶対会えないじゃん!!!
ほとんど絶望に駆られながら、それでも人数を頼みに目を皿にして森田さんを捜しつつ逆の端まで動く一行。
旅行者にしても大きすぎる荷物。
異様に警戒心の強い目つきの集団。
端から見るとかなり怪しい…。
まあそんな他の旅行者の目などお構いなしに一行は進んだ。
しかし、当然というか森田さんは見つからずであった。
髭を伸ばし風貌が変わったと自分でも仰っていたからそのせいもあるかもしれないが…。
しかし、逆に森田さん側からも声をかけられなかったということは出会わなかったということか。
あるいはまだ到着していないとか。
昔ならば途方に暮れていたことであろう。
しかし、今は超近代兵器によって相手を捕捉することが可能なのである!!
その超近代兵器とは…携帯電話!!(PHSもこれに準ずる)
会えなかったらこれにて連絡を取り合えば大丈夫!!
世の中便利になったものである。
早速この超近代兵器によって森田さんと連絡を取り合おうとはかる。
森田さんの番号を見つけてダイアル…。
「留守番電話に繋ぎます…。」
「……………。」
超近代兵器敗北の瞬間であった(爆)
オイ!!
どうするんだよ~~!!
「森田さんって飛行機のチケット持ってましたっけ?」
「持ってますよ~。」
「じゃあ最悪機内で会えるわけだ。」
「そうですね~。」
全然危機感無しであった…。
しかし、それでもやはり合流するに越したことはないので、私と神楽坂さんで森田さん捜索隊を結成、他のメンバーにはここに残ってもらい今一度ANAの出発窓口を回ってみることにした。
うむぅ。
3連休前だけあって凄い人やなぁ…。
回っているウチにそんなことを思っていると…。
突然携帯に着信!!
森田さんの方から電話がかかってきたのであった。
「はい。」
「あ、おはようございます、森田です。」
「おはようございます。
ええっと今どちらに?」
「今エスカレーターを上がってANAの窓口にいるんですけど…。」
思わず辺りを見回す。
が、こんなに広くては見つかるべくもない。
とその時、広場内に点在する柱時計に番号が打ってあることが目に付いた。
「森田さん、周りに時計ありますか?
そこに番号が打ってあると思うんですけど…。」
「あ、ありますね。」
「ウチ等今8番の前当たりにいるんですよ。
森田さんは?」
「6番ですね。」
「じゃあそっちへ向かいますわ。」
「あ、はい。
こっちもそちらへ向かいますわ。
じゃあ間を取って7番で会いましょう。」
「は~い。」
時計に番号が打ってあるのはちょっとした発見であった。
次回羽田で待ち合わせがある際はANAの出発窓口前の何番の時計の下、とかにすると良さそうである。
私と神楽坂さんは7番時計の前に行くと向こう側から…。
も、森田さん?!
フランク長瀬チックに豪快な髭を蓄えて変身した森田さんが現れた!!
スンマセン。
あまりの変わり様に笑うしかありませんでした(爆)。
髭でここまで印象が変わってしまうとは…。
まずこの日驚いた瞬間であった。
無事森田さんとも合流し、一行の待つ場所へ移動。
そしてその10m手前。
こちらを見つけた一行の反応。
笑っていた。
「ちっ!!俺を笑ってやがるな。」
の森田さんのつぶやきが何とも…。
やはりこの変身ぶりにはみんな驚いているようである。
この森田さんを総長が表して曰く
「オルテガチックですね~。」
ちなみにこの評は、後にも先にもこのときだけであったそうな。
この時点で関東軍は後はkuzuさんだけであった。
ここで待っているよりは、先に中に入ってロビー内で待っていた方が良かろうとkuzuさんに連絡(この時点で何とか航空券を発見し羽田に向かっている旨伝えられていた。)、ロビー内へと入場することになった。
預けられる荷物は預けてしまい、とりあえずある程度は身軽になった一行は、危険物持ち込みの検査の為に金属探知器のゲートをくぐる。
トップを切ったのは総長である。
ビ~~~~~~。
このお人は一番最初からやってくれました。
探知機の前には財布や時計、携帯などの小物をあらかじめ別にしておけるカゴがあるのだが、どうやらそれを取り忘れて、そのまま突っ込んだらしい。
おかげで携帯や財布に反応したようだ。
入念にボディチェックされている。
私はというと、ちゃんとカゴに財布も携帯も時計もしまい、さあ通るぞ…と思ったら脇にいた警備員さんが別にトレイを差し出しつつこっちへ向かってくる。
え?
俺なんかやったか!!??
俺は怪しいモノじゃな~い!!
ん?
だれだね?
グラサンに黒ずくめ、エセキリスト教徒という格好の時点で十分怪しいとか言ってるのは?
ん?
グラサン???
しまった!!
グラサンをはずして入れておくのを忘れていた!!
それに気づいた警備員の方はそのためにわざわざトレイを差し出してくれたのであった。
お手数掛けてすいません。
こうしてヌルさんは無事通過。
後続は神楽坂さん。
ビ~~~~~~。
どうやらベルトの金属部分が引っかかったようだ…。
まあとにもかくにも、危険物を持ち込んだ輩はおらず、無事ここを突破したのであった。