あそこは、アバランチのアジトがあるところだ。
そこをつぶすとは・・・・
そのことがあまりに意表をついた言葉で
俺は、コルネオの顔が近づいていたことに気がつかなかった。
「覚悟しなさい!!!!!」
突然、エアリスとティファが扉を蹴破り
コルネオの部屋に入ってきた。
「え・・・・クラウド?」
「・・・うそ・・・・」
「え!?」
俺は考え事で何も気がつかなかったが、
我に返ったとき、コルネオの顔、
もう数ミリでくっつくところまで来ていた。
「うわぁぁ~!!!!」
コルネオを突き飛ばす俺は、
すぐに離れた。
「もしかして・・・・クラウド・・・・・そういう趣味が・・・」
「んなわけ、ないだろ!」
「クラウド・・・不潔よ、不潔!」
「だから、違うんだって、エアリス!」
俺は必死に二人の誤解を解こうとした。
「これは、コルネオから情報を聞き出すために
やったんだって!」
「でも・・・・
そこまで、やれって言ってないじゃない!」
ティファも怒っている。
「確かに・・・そうだが・・・
い、いや、だから、これは俺が今考え事をしていたから
コイツが勝手に顔を近づけてきただけであって!」
「それで・・・・そんな状態だったの?」
エアリスがのぞき見るような顔で俺を見る。
「そうそう!」
「あやしい~~」
「ねぇ?」
「何があやしいだよ!
俺は男だ! 女の子が好きな男だ!
これは状況が状況だからこうなったわけで・・・
そんな目で俺を見るな!」
必死に自分は普通の男だということをアピールする。
「・・・・男・・・・・」
今まで話の流れを聞いていてコルネオは唖然としていた、
早く気が付けって言うの。