【第27話】

NRPN ふぁいる2


前回は、NRPNで 音の大事な要素(アタックタイム、リリースタイム等)やビブラートが

コントロール99、98、6で設定できる・・・・

しかし、すべての音源では使えるわけではない

(GMでは使えない)

などを話したと思う。

今回は、NRPNの他の使い方をちょっと紹介しようと思う



NRPNではドラムの設定も変えることができる。


ドラムの設定ができる・・・・・・・

っていうのは、どういうこと?

って思う人がいると思うけれど、

ドラム音源は、1つのノートナンバー

要するに、

ドの音がBass Drum(ノートナンバー36)

レの音がSneare(ノートナンバー38)

などと決まっていて、さらに、

1つ1つの楽器にパンやリバーブなどが、

ドラムセットを仮想してあらかじめ割り当てられているのだ。

(最初から、パンとかが、中央64に設定されてわけではなく

 実際の楽器配列で並んでいると言うこと)


だから、ドラムの打ち込みをするとき、楽器名さえ

あっていれば、あとは打ち込むだけで、

結構実際と同じくらい、迫力のあるドラムが打ち込めちゃうの。


で、その決められた設定値があるんだけれど、

あえて、それが気に入らないときに、ドラムセットのパンやリバーブを

NRPNを使い、強制的に変えることもできるというわけ。


<ドラムインストゥルメント・ピッチコース>

(コントロール99:24 コントロール98:ノートナンバー

 コントロール6:値指定)


指定したドラムパートのピッチを半音単位で変えることができちゃうの。

データエントリ64が中心ね。


<ドラムインストゥルメント・レベル>

(コントロール99:26 コントロール98:ノートナンバー

 コントロール6:値指定)


ドラムパートの音量を変えることができるの。

64が中心の音量。


<ドラムインストゥルメント・パン>

(コントロール99:28 コントロール98:ノートナンバー

 コントロール6:値指定)


名前の通り、各ドラムパートのパン(左右のバランス)をこれで変えられるの


<ドラムインストゥルメント・リバーブ・センド・レベル>

(コントロール99:29 コントロール98:ノートナンバー

 コントロール6:値指定)


これも同じ。 各ドラムパートのリバーブを変えられる。

リバーブについては、第20話について説明済みよね。


<ドラムインストゥルメント・コーラス・センド・レベル>

(コントロール99:30 コントロール98:ノートナンバー

 コントロール6:値指定)


ドラムパートのコーラスを変更。

同様に第20話でコーラスの説明済み。


<ドラムインストゥルメント・デュレイ・センド・レベル>

(コントロール99:31 コントロール98:ノートナンバー

 コントロール6:値指定)


ドラムパートのデュレイを変更。

これは、第23話でデュレイの説明をしたわよね。



もちろん、これらも、SSW ver4.0なら、前回、前々回同様、

3つのパラメータを指定しなくても、ボタン1つでできちゃうの。


第6回にわたって、コントロールチェンジ、RPN、NRPNを

70000人記念にまじめにMIDI講座をしてみた。

ちょっと賢くなった気分になったかしら?


第28話 (制作中)

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