先日初めてイタリアに行きました。
7泊9日(初日と最終日は飛行機の中で移動)と
ちょっと遅い夏休みをとって、前々から行きたいイタリアへゴーです。
日本からイタリアに直通でいけなかったので
成田→パリ(エールフランス)→イタリア(アリタリア)
という経由で飛行機を乗ったのですが、イタリアいいですね。
学生時代、シンガポールとマレーシアに行ったことはあるのですが
日本と同じアジアだったせいか
それほど海外にいったという感じはしなかったのですね。
イタリアにいったら、すぐに海外にいったと実感がわきました。
ローマ→ナポリ→フィレンツェ→ヴェネチア→ミラノ
と回ってきたのですが
まず初めに感じたのが建物が違います。
ローマなど古代遺跡が有名なところですので、観光名所に古代遺跡があるのは
知っていましたが普通の家の建物がおしゃれで、
町の風景や観光地に行くと馬車なども走っていて、金髪の女の子が馬に乗っているだけで絵になります。
ローマに行く為に1週間前に映画「ローマの休日」もDVDで借りて見ましたが
「スペイン広場」や「真実の口」、「トレヴィの泉」が映画でも出てきて有名ですね。
「トレヴィの泉」は紀元前1世紀前に整備された水道を利用して18世紀に完成した噴水で
肩越しに1枚コインを投げるとローマに戻れ、2枚投げると恋が成熟し、3枚投げると恋人と決別できると言われています。
「真実の口」は口の中に手を入れると嘘を見破られるというものですね。
お台場にも偽物がありましたが、これが本物です。
スペイン広場はローマの随一の観光名称で中央には船の噴水があります。
ローマの休日で女王がジェラードを食べるシーンがあるのですが
世界中の人がここでローマの休日を見てジェラードを食べたため、汚くなり
現在は飲食禁止になっています。
それとバチカン市国(世界一小さく、人口も少ない世界最小の国家)でイタリアのローマ市内にあるのですが
バチカン市国のサンピエトロ寺院、バチカン美術館、ミケランジェロの天井画で有名なシスティーナ礼拝堂にも行ってきました。
サンピエトロ寺院は大きなドームの天井が圧巻です。
サンピエトロ寺院の中のドームの天井
そして、ミケランジェロの名作で世界一美しい像ともいわれている「ピエタ像」もありました。
ピエタ像
悲しみの聖母ともいわれているもので、死んだキリストを抱く母マリアの表情がとても現れている像です。
またヴァチカン美術館は、美術がまったくわからない私にも、すごいということがわかりました。
量が桁違いでとにかく多いんだぞということが(笑)
大量の像と天井にいろいろな絵が描かれています。
像だらけ
絵だらけ
有名なラファエロの「アテネの学堂」
私が驚いたのは像や絵というよりも、豪華な天井でした。
すごい天井です。
世界では、昔からこんなすごい天井が作られていたんですね。
また「システィーナ礼拝堂」はミケランジェロの壁紙があるところですね。
美術まったくわからない私でも「最後の審判」だけはなんかで見たことがありました。
ここは写真が禁止だったので写真は取れませんでしたが目にやきつけてきました。
あとローマで有名どころだとコロッセオにも行きました。
コロッセオは周囲が500m以上、高さ約50mの収容人数が約6万人の巨大闘技場です。
約4万人の奴隷を使い、たった8年で完成させたと言われており
政治から市民の関心をそらす目的のため建設され、
猛獣対奴隷の対決などが行われたところです。
初日ローマの建築物に訪れて圧倒されっぱなしでした。
その後、南イタリアの方のナポリに行きました。
ナポリはローマから二時間半かけて二時間半かけて、移動したのですが
一番良かったと感じたのは青の洞窟というところです。
この青の洞窟というのは、カプリ島というところにあるのですが
まずは観光船に乗り、カプリ島に渡ります。
その後20人乗りくらいのモーターボートに乗ります。
さらに海の上でモーターボートから手漕ぎの船(2~6人までの小さい船)に
乗り換えて洞窟の中に入ります。
船酔いする人はゲロ袋必至というくらい船に乗り、揺れます。
何故こんな小さい船に乗るかというと
青の洞窟に入る入り口が高さ1mくらいしかない、入り口が小さいのです。
船を漕ぐ人は、「降りたらチップね~」といい続けているオヤジです。
入り口は小さい為ちょっとでも波が高くなると入れないので、
カプリ島に来ても1/3くらいの確率でしか見られないというほど
青の洞窟に入れる確率は低いので
行くまでは不安だったのですが私がいったときは波も比較的穏やかだったので
青の洞窟に入ることができました。
洞窟内に入ると・・・・
これだ!これが見たかった!!!!
見てください、この青い水。
洞窟の中に入り込む光ときれいな水によってこのように見えるのです。
写真の色補正はまったくしていないので、このとおりに見えます。
ちなみに前にも書きましたが、入り口は狭く、ボートに全員寝て、漕ぐ人のみ屈まないと
洞窟に頭打って、大怪我します。
この洞窟が見られただけで、このイタリア旅行満足ですね。
ツアーによってはこの洞窟を見るだけでオプションで2万円もつきますので、
無事見ることができてよかったです。
船から上がったあとはお昼ねをしている猫が出迎えてくれました。
カプリ島を離れて、今度は「ポンペイ遺跡」に行きました。
ポンペイ遺跡は紀元前に栄えていた町が二度の大噴火により
一瞬に灰に飲み込まれ、18世紀に発掘された遺跡です。
その後イタリアの新幹線イーエススターで3時間半かけてフィレンツェへ行きました。
フィレンチェで回ったのは
「ウフィッツィ美術館」「ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」「ミケランジェロ広場」です。
「ウフィッツィ美術館」は世界最大のルネッサンス美術の宝庫とされ
レオナルド・ダ・ヴィンチなどの絵があるのですが最も有名委なのが
「ヴィーナスの誕生」でしょう。
貝の上に裸の女性が乗っている、あの絵です。
写真は撮れなかったのでないですが、ネットを探していたらありました。
「ヴィーナスの誕生」
「ヴィーナスの誕生」は海から生まれたヴィーナスということでこの題名がついているらしいですが
実際は島にたどり着いた女神のエピソードを描いているもので
風の神ゼヴィロスちアウラが起こす風によって貝がうち寄せられ春の神ホーラが衣を持って
ヴィーナスを出迎えているとのことでした。
同様に有名な作品で「春」というものもありますがこれも見てきました。
「春」
後はレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「受胎告知」や
「ウルビーノのヴィーナス」、「聖母子と二天使」とかを見たのですが
「聖母子と二天使」の絵が一番素敵でした。
赤ん坊を抱きかかえている母の顔が、生の絵を見たらものすごく繊細で
表情が本当に優しそうで見ていてちょっと感動しました。
次に「ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」に行きました。
1296年~1870以降まで600年以上の年月が費やされ作られているドゥオモは
ピンク、グリーン、白の大理石でできており、その巨大さに圧倒されます。
あまりに大きすぎて近くでは写真一枚に収まりません。
遠くから撮ったドゥオモ
近くで撮ったドゥオモ
翌日、1時間かけて今度はピサの斜塔に行って来ました。
あの傾いている塔ですね。
おぉおぉ~本当に傾いている。
近くで見上げると
ルビスの塔とかこんなイメージの塔でしょうか。
チケットを買って、ピサの斜塔に登ります。
20分ずつ時間が人数制限がされており、一回の時間で
20人くらいしか上れないため予約表で一番早い時間を見てチケットを購入して登ります。
ピサの斜塔から見る景色はなかなかのものです。
ピサの斜塔を後にして、バスで4時間水の都ベニスに向かいました。
ヴェネツィアといえば、何と行っても
ヴェネツィアガラスとゴンドラでしょう。
学生時代、北海道の小樽にあるヴェネツア美術館に行って以来
どうしても本物のヴェネツィアガラスを見て、ゴンドラに乗りたかったのです。
本物のヴェネツィアガラスで最も高価で色を出すのが赤色で
ヴェネツィアガラスの赤は金を熱して作っています。
またガラスで形を作った後、金を混ぜ込んでいるため
割れにくく、色も繊細なのですね。
(ちなみに、青はコバルトで緑は銅を使って色を出しているんだったかな)
本物の赤のヴェネツィアガラス
赤色も金を使って色を出していますし、金の部分は本物の金を使っています。
見学をしたところがイタリアで一番有名なヴェネツィアガラスの会社で品も本物しか置いてなかったので
ここなら安心して買うことができると思って、祖母に赤のヴェネツィアガラスの花瓶を買って帰りました。
他のヴェネツィアガラスもきれいでした。
ゴンドラはよく見ると、船が曲がっていて、北海道のヴェネツア美術館に行ったときにその理由を聞いたのですが
日本の船のように左右交互に櫓を入れるのではなく、片側だけで漕ぐので
そのために船が旋回しないよう、船が曲がっています。
また、ヴェネツアは小さな島が集まって構成されているところで
町は車が走っていなく、タクシー(TAXI)と書かれているところもすべて船で移動します。
本当に道がすべて水路なんですよね。この光景、とても素敵です。
ただ残念なことにヴェネツアは後300年くらいすると沈んでしまうんですね。
また物価が高く、生粋のヴェネツア人は現在7万人くらいしか住んでいないらしいと現地の人が言っておりました。
他にも「サンマルコ寺院」や「ドゥカーレ宮殿」
ミラノの「ドゥオモ」
「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世アーケード」
「オペラのスカラ座」や
「コモ湖」など行って来て、写真も700以上とって
ここで掲載したのはほんの一部だったのですが充実したイタリア旅行でした。
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