2003年。
世の中はゲームであふれかえっている。
ソニーのプレイステーション2、
任天堂のゲームキューブ、MicrosoftのX-box
どれも高スペックでそのゲームで我々は
昔では信じられない映像や音楽などを
ゲームで楽しむことができる。
また、ゲームボーイアドバンスや、ワンダースワン
他にも携帯電話から提供されるゲームなど
電車の移動中でもゲームができるようになった。
人は無意識にゲームをしているものである。
家庭ゲーム機の歴史をさかのぼってみると
ソニー陣営がプレイステーション2を発売する一代前の
ゲームの基盤を固めたプレイステーションがある。
代表的なPSソフト、ファイナルファンタジー7や
ドラゴンクエスト7も、既に記憶では古いという印象さえ受ける。
任天堂では、64、その前にスーパーファミコン
セガでは、ドリームキャスト、セガサターン
他のメーカーもメガドライブやネオジオ、PCーFXなど
いろいろな機種を発売してきた。
その原点となる「ファミリーコンピューター」は
我々にゲームの面白さを教えてくれた。
今の最新ゲームを否定するつもりは毛頭ない。
考えぬかれたシナリオ、
一流ミュージシャンが作った音楽、
そして映画のような3Dムービー映像、どれもすばらしい。
しかし、今のゲームにはなにかが足りない。
いったい、何だ。
何が足りないのだ。
今の子供達は、最新のゲームで生まれ育ち
ゲームは1つの作品を見るような感覚があるだろう。
だからこういう感覚は実感しにくいかもしれない。
20代後半、30代、40代の方は思いだして欲しい。
ドットで書かれたシンプルなゲームに何故あれほど熱中したのだ?
それは「本来とは違う遊びをゲームから見出した」からだ。
それが今のゲームに欠けている。
今のゲームは作品者が提供されるものを
ユーザーが楽しんで遊ぶ、
その中で感動や面白さを見出していく。
しかし昔の記憶をよびさまして欲しい。
アイスクライマーをやって仲良く頂上を登ろうねと
言っていたのに、いつのまにか他人を蹴落として
頂上を目指したことを!
ドラクエ2で復活の呪文をノートに52文字も移したときのことを!!!
マリオブラザースで、亀やカニを赤くして
いつのまにかバトルになったことを!!!!
本来あるストーリーで遊び尽くした後、
さらに違う遊びを見出していったり
ゲームのバグを探し、それを「裏技」と読んだ
あの楽しさ。
このレビューは
「ファミコン世代大人の方に向けたレビュー」
である。
生産中止になった昔懐かしいファミコンソフトを一本一本
徹底的に語り尽くしていくつもりだ。
このレビューを読んで、
「あぁ・・・懐かしい、そんなこともあったな」
と一言でもそう思っていただければ私も幸いである。
そして、暇と時間があれば中古ショップに行き
ファミコンソフトを探してみて手に取ってもらいたい。
我々は・・・・今、忘れされられた記憶
ファミコン魂をアツく語ろうではないか!!!!!
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