ファミコン魂 マリオブラザーズ
 

ファミコン魂

「前書き」

指令1「ドンキーコングJr」を語り尽くせ

指令2「ファミコン魂数々の雄叫び」

指令3「スパルタンX」を語り尽くせ

指令4「ファミコン魂数々の雄叫び2」

指令5「チャレンジャー」を語り尽くせ


指令6「アイスクライマー」を語り尽くせ

指令7「ベースボール」を語り尽くせ

指令8「マリオブラザーズ」を語り尽くせ

指令9「バルーンファイト」を語り尽くせ

指令10「スーパーマリオブラザーズ」を語り尽くせ

指令11「エキサイドバイク」を語り尽くせ(執筆中)

ファミコン魂カルトクイズ

指令8

「マリオブラザーズ」を語り尽くせ


今回は、元祖マリオブラザーズを徹底的に語らせてもらう。
「元祖」という言葉を何故つけたかというと
名作スーパーマリオブラザーズと区別を付けるためだ。

おなじみのスーパーマリオはファミコンの代表的な作品だが
この前にマリオブラザーズという作品が登場する。

マリオの弟ルイージがデビューした作品でもあり
アイスクライマーのような格闘ゲームとしても名を知られるゲームである。

ゲームの内容はアイスクライマー以上にシンプルで
出てくる敵を全滅するまで抹殺するのみである。

こちらが全滅するか相手が全滅するかのサバイバルゲームなのだが
敵は土管から沸き出てくるカメ、カニ、ハエ、フリーズ4匹+ファイヤーボールのみだ。

こちらの基本攻撃は、敵がいる床の下に滑りこみ
床(マリオから見れば天井)をたたき、敵を気絶させる、
気絶している間に敵を蹴ればその敵をやっつけることができる。

ただし敵を気絶している間は一定時間なので
しばらく放置プレイにすると、ムクっと起きあがって
色がかわって動きが早くなるから注意だ。
カメは緑→赤→ピンク
カニは赤→緑→ピンク
という状態になる。
カニはピンクにも二形態あり通常ピンクから、
一度気絶させ、起き上がらせるとさらに動きが早くなる。
強さ的には赤→緑→ピンク(弱)→ピンク(強)という感じだ。

さらにカニはそれぞれの色に形態があり
2発床を叩かないと気絶させることできない。
一度たたくと般若のような怒り顔になり移動スピードが増す。
よってカニの強さを細分化すると
赤:通常→赤:怒り:(緑:通常と同じ)→緑:怒り(ピンク(弱):通常と同じ)→ピンク(強):通常(ピンク(弱):怒りと同じ)→ピンク(強):怒りというバリエーションがある。
カメと比べると圧倒的な変化の数だ。
カメとは違うのだよ、カメとは(ランバラル大尉風)

特に「ピンク(強):怒り」は脅威的な速さでマリオの走行速度を大幅に上回る。
マリオのいる方向にきたら、まず走って逃げても追いつかれるだろう。
そんな時はジャンプで回避するしかない。

しかし赤いカニやピンクのカニはまだうまそうだが、緑のカニとはどんなカニだ。
海草を食べ過ぎて緑に変色するのか。
それなら毎日冬にみかんを食べたら人間はオレンジになるではないか。
緑のカニを見てそんなことを思ったのも、今では子供のときの良い思い出だ。

ちなみに大人になった今の私は高価な白いフグの刺身をたらふく食って白くなりたい。
茶色いマツタケで茶色になっても黄色いウニで黄ばんでもよい。用は高いものを食わせろ。

一方、床を叩いて気絶して倒す敵で色がかわらないものもいる。
6面から登場するハエ、正式名称をファイターフライと言う。
こいつは、ジャンプしながら飛んでくるため、着地したところをうまく叩いて
気絶させなければいけない。
こいつは気絶から起きあがってパワーアップしても見た目はかわらない。
ただし羽ばたく速度は段違いだ。

このファイターフライは常にジャンプと着地を繰り返しているので
囲まれたら7割型やられたと思ってよい。
狙ってファイターフライをジャンプで交わせるようならかなりの腕前だ。

だがマリオ達も、自分と同じ大きさのハエが聞いたらビビるであろう。
自分の家に人間と同じ大きさのハエがいることを想像をしてみろ。
子供だったら夜鳴きする。

それと土管から出現する敵は前述にも記述したとおり
フリーズという敵が9面から追加される。
こいつはタケノコのような形をした敵で
床をたたくと一撃で粉砕できるのだが放っておくと
床で停止した後、自らの命とひきかえに床を凍らせるのである。
その姿は親カマキリが息子達に食べられながら養分を与え死にゆく姿に似ている。
そこまでのグロテスクな表現はドッド絵では描かれないが
フリーズの養分で凍った床の上を走れば当然すべるので注意が必要だ。
全部の床をフリーズで凍らせればアイススケート気分も堪能するのも別の遊び方ではあるが。

敵として最後に紹介する敵はファイヤーボールである。
スーパーマリオでフラワーをとった時にマリオが口から吐きだし敵に攻撃するアレである。
こちらのマリオブラザーズがファイヤーボールの元祖であり、
本来は敵として出現したものであった。
ファイヤーボールには赤と緑の2種類があり、一定時間たつと
ファイヤーボールが出現する。

緑のファイヤーボールは、マリオ(及びルイージ)がいるフロアに出現し
高速移動でマリオに襲ってくる。
ジャンプでかわして回避するのは8割型失敗するので
出現方向と逆に逃げるのがセオリーだ。
マリオの走行スピードと同速度なため
反対側に敵がいなければ100%逃げられる。

赤いファイヤーボールは最初は一番上段のフロアに出現して
大きくゆっくりと人魂のようにゆらゆらとうごめく。
しばらくすると自然消滅するのだが
さらに敵を全滅させないで同じ面にいると
再度赤いファイヤーボールが出現し
速度も半端ではなく上から下のフロアまで縦横無尽で飛びまわる。
こうなる前に敵を全滅させたいものだ。

敵の説明を連続で説明したがアイテムの説明もしよう。
「コイン」と「パワー」である。
コインはスーパーマリオでも出てくるが
マリオブラザーズのコインは敵を1匹倒すごとに
1枚土管から沸き出てくる。

「パワー」は最下層フロアとその上段フロアの中央に位置する物体で
そのパワーを下から叩くと画面上の敵にダメージを与えられる。
合計3回使うことができ、使うと消滅するがボーナスステージで復活するので
ケチらず使いたいものだ。

以上が「普通に」マリオブラザーズを楽しむ説明である。

ここからは、「本当の」マリオブラザーズの楽しみ方を紹介する。
冒頭にルイージのデビュー作と書いたがこのゲームは2人同時プレイができる。
それにより、助け合いながら、一人が叩き(気絶させる)専門、もう一人が蹴って倒す専門などにすれば
非常に効率がよいのだが、叩いて気絶させる方は一回で10点、
一方蹴って倒す方法はその80倍の対価800点が支払われる。
さらに連続で敵を蹴り倒すと1600点・・・・とどんどん得点が加算されるため
叩き係で裏方をまかされた方は得点も入らず、納得がいくわけもない。
汗水たらして稼いだご主人の給料がすべて嫁に巻き上げられ、自分にはまったく還元しない気分と一緒だ。
そこで暴動(謀反)が起き、一方が気絶している敵を倒そうとしたら
もう一回気絶した敵を叩きザオリクを唱えたように復活させる。

そうすると復活した敵に噛み付かれ、味方を落としいれることができるのだ。
こうなると今日の味方も明日は敵、バトルが勃発する。
いかに味方を倒すかということが
最大の至福
これがマリオブラザーズの真髄なのだ。

まず「パワー」の下を確保すれば、画面上の敵を
いつでも気絶・復活させられるのでこの場所を確保するのかが常套手段である。

しかしパワーを相手に使われることを恐れて先にパワーをたたきまくり消滅させるのも手である。

そうなると「押しこみ」「踏みつぶし」の基本技を使い
相方をいかに敵と接触させるかに全神経を使うことになる。

「押しこみ」とは文字通り相手に体当たりをぶちかまし押すことである。
敵がいる方向に相方を押しこみ、相方が敵にやられたら自分が敵を回避する、
しかし相方が自分の上をジャンプでかわしたら、こちらが勢い余って敵に接触するので
相手がジャンプをするタイミングも予想してこちらもジャンプで妨害するのだ。
だからTV画面を見ながら同時に相手の手元を確認する必要もある。
洞察力と経験がモノを言う。

また、自分の上をジャンプするのを妨害しても、
逆側(敵がいる方)に走られ、敵の上をジャンプで交わされたら元も子もない。
よって「押しこみ」を使う場合はジャンプでは交わしにくい
ハエかファイアーボールの場合に相方をひたすら押し倒せ。
特に緑ファイヤーは最高だ。ほぼ100%獲物をしとめることができる。

「踏みつぶし」とは、これまた言葉そのまま味方を踏みつぶすことであり
相手をうまく踏みつぶすと踏みつぶされた方はジャンプ台のように
ぼよよ~んと伸び縮みをして一定時間操作が不能になる。
この姿がかなり愛くるしいのだが、踏みつぶされたほうは屈辱感で一杯だ。
それで獲物をしとめれば最高である。
TV画面にはあなたの至福顔と相方の般若顔が照らされていることだろう。

しかし、相手をあまりにバカにし怒りのあまり相手がコントローラを奪って本当に体当たりして
道ズレにされることもあるので本気で嘲笑はマズイ。あくまでゲームだ。
他にも画面上のカニを全部ピンクにして「ゆでカニだ~」と子供のように夜中にバカ騒ぎして近所迷惑をかけるのも良し、
カップルでプレイして、帰って来たマリオブラザーズっていう青いディスクのがあったよね、永谷園がCMで入ってたの
と昔を懐かしんでイチャつくのも良し、自分なりのマリオの楽しみ方を見つけてファミコン魂を取り戻せ。




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