WindowsXPの有効期限切れ無料対策(1) ubuntuを入れてみる

●Windows XPが2014年で期限切れ
WindowsXPのサポートが2014年4月8日となっています。
Windwos vistaやWindows 7を使っている人には関係ない話ですが
未だにXPを使用している私は、そろそろ対策を考えなければいけません。
WinXPの有効期限が切れたことにより、
別に使えなくなるわけではないですが
Windows Updateなどが行なわれなくなることから
新手のウィルスなどに感染し、セキュリティ的に不安があり、
対策としては
(1)Windows7のライセンスを購入してアップグレードする
(2)インターネットの使用は危険なため、ネットワークをすべて遮断して
   ローカルのみで使う
(3)フリーのOSを使う
(4)新しいPCを購入する
くらいがあるでしょうか。
●8年前のWindowsXP機
現在、家にはPCがノートPCが2台あり、
1台は去年DOS/Vパラダイスのネット購入で買いました。
2万7千円で買った新品のネットブック(Windows 7のstarterが入っている)
もう1台が8年くらい使用しているWindows XPでありますが
DynaBook G7/X19PDEWモデルです。
http://dynabook.com/pc/catalog/dynabook/030205g7/index_j.htm
CPUがPentium4の1.9G、メモリが512Mと
当時買ったときは23万円くらいした気がしますが
今や1万円の価値もないこのPC。
しかし愛着があるし、15年分のメールやブックマークもあるので
使い続けたい。
ただ、Win7のライセンスをわざわざ買えば
数万かかるし、ちょっと足せば新しいPCが買えてしまうこの時代、
また現在のPCにWin7を入れたところで、
動くかどうかもわかりません。
最近はファイルについてもMSNのsky driveや
google docsを使うなど
ネットワーク上での作業が多くなったので
家でPCの用途ができるのは
・ホームページ更新のFTPでつなげること
・メールがチェックできること
・画像や写真が編集できること
くらいあれば、用がたせます。
よって特殊なものは1つもないので
フリーのOSのLinuxを入れることにしたのですが
Linuxを入れるのは実に久々あります。
今ではyoutubeの動画再生や、動画編集、
音楽の視聴、Word、Excelなどのオフィス製品などすべてにおいて
WindowsでできることはLinuxでもたいていできる時代なので
最初の設定周りさえ、うまくいけば問題ないはず。
一番最初にLinuxを入れたのはPC9821の「Plamo Linux」
そのあと、以前いた会社でファイルサーバーの構築をするため、
「Red hat6」を入れましたが、
両方とも10年以上前のことなので、
もう記憶から欠落しています。
Linuxど初心者として、最初からいろいろ調べてみましょう。
●Linuxを入れるには
Linuxを入れるには
(1)Windows環境を消してLinuxを入れる
(2)Windows環境とは別のところにLinuxを入れてデュアルブートにする
(3)Vurtual PCやVmware(Vmplayer)などの仮想環境を作る
などが考えられます。
(1)
Windows環境を消してLinuxを入れる
WinXPの環境は、ローカル残しておき、ネットワークにつながなければ
いろいろつかえるところはあるので、
容量さえ許せば、消す必要はなしです
(2)
容量さえゆるせば、これが一番無難。
既存のXPを残したまま、両方起動できるようになります。
ただしインストールに失敗するとXPが起動しなくなる可能性がある。
(3)
一番の安全策。
Windows上にファイルとして仮想環境を作るので
既存のWinXP環境を壊すことはないです。
ただ、WinXPの上に別のPCを起動させるということなので
PCスペックが要求されます。
また仮想(VitualPCやvmware)上でネットワークをつなぐ
→メインのXPでもネットワークをつなぐことになる
→WinXPのネットワークをつなぐのは危険で
 今回の用途ではあまり意味がないと思われます
ということで、選択肢としては(2)しかなくなりました
●ubuntu
最近のLinux事情を少し調べると、ubuntuが、アツいらしい。
ここでubuntuを入れることにしました。
しかし、ubuntuを入れようとしたことで、重大な問題に気がつきました。
現座使っているPCは2つの重大な欠点があります。
・内蔵CD-ROM(DVD-RAM)が壊れていて、CDブートができない
・BIOSが古くて、USBブートができない
このubuntu(に限らず、たいていのLinux)はisoファイルをダウンロード
→CDに焼く
→CDブートしてLinuxをインストール
という形になりますが、CDブートができないのでインストールできません。
またubuntuの売りは、USBメモリなどにLinuxを入れて
USBからブートできるため、
環境が持ち運べたり、既存のPCのハードディスクスペースを使わなくてもいけるらしいです。
しかし私のDynabookはUSBブートができない。
さて、困りました・・・・
●CDブート、USBブートできないLinux(Ubuntu)のインストール
CDがブートできない場合のUbuntuのインストールを調べてみました。
すると下記の情報がひっかかっりました。
CDブートできないときのUbuntuのインストール(FDから)
http://penguin.tantin.jp/ubuntu/CDブートできないとき.html
フロッピーからブートしてインストールする方法がありました。
昔はWin95やWin98を、起動ディスクからインストールしたことを思い出します。
しかし説明を読み進めると、PCMCIAのCDドライブを別途購入し、
それをフロッピーで認識してブートするという方法のようです。
しまった、去年の大掃除のときに、さすがにもう使わないであろうと
Win3.1→Win95にアップグレードするときに使っていた
PCMCIAのカード(SCSI2)やCDドライブ(今は亡き4倍速)も捨ててしまいました。
とっておけばよかったーーー
よってこれも断念。
次に「UNetbootin」というのを使うと、CDを使わずとも
インストールできるとの情報を見つけました。
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=7511
「UNetbootin」とはなんぞや。
さらに調べてみると、窓の杜にありました。
http://www.forest.impress.co.jp/docs/review/20090907_312720.html
「「UNetbootin」は、さまざまなOSのインストールパッケージをWebから取得してUSBメモリなどの外部メディアに書き込み、起動可能なインストールメディアを作成できるソフト」
とのこと。
なるほど・・・つまり、外付けUSBのメモリやハードディスクに入れておけば
ここからインストールできるということか?
これならいけそうだ。
しかし、USBブートに対応していないPCでも使えるのだろうか。
さらに「UNetbootin」について情報を集めてみます。
【ブータブルUSB】簡単な使い方を説明【UNetbootin】
http://madeinpc.blog50.fc2.com/blog-entry-420.html
一番最後まで読んでみると
「ブータブルUSBで立ち上げるときは、前の記事に書いたとおり、BIOSで起動順位を最上位に持ってくる。無事にインストールしたOSが起動したら成功。」
という記述があります。
つまり、BIOSでメニューが出ていることを前提としているので
USBブートができないとダメではないか?
この方法も断念です。
さらに、CDドライブもUSBブートも使わずに、Linux(ubuntu)が入れられる方法を調べてみました。
するとwubiという方法があるらしいです。
●wubiとは
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wubi
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/WubiGuide
「WubiはWindowsユーザーのための公式なUbuntuインストーラで、それにより、簡単で安全に、他のWindowsアプリケーションと同じようにUbuntuをインストールしたりアンインストールすることができます。」
と書いてあります。
wikiによると
「WubiのみダウンロードしてUbuntuをインストールする場合は、WubiがUbuntu LiveCDのISOファイルのダウンロードを行い、そこからインストールを行うため、あらかじめLiveCDを用意する必要もなくなる。」
なるほどー
Windowsのアプリケーションとして登録されるようで
セットアップファイルをダウンロードすれば
あとはisoを勝手にダウンロード+インストールできるらしい。
これだ!
ということでwubiを使ってubuntuを入れることにしました。
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コメント

  1. Kathie より:

    そういえばもうXPがそんな時期になってしまったんですね~・・・
    逆に言えばよくここまで延長されたと思います。
    私もいまだに全てXP環境ですが、
    最後まで使い続けるつもりです。
    Linuxはまったく経験も知識もないので、
    いずれは7とかになるのかも知れませんが、
    私のいまのDTM環境が7で構築できる可能性は未知(かなり低い公算
    やはりスタンドアロンでDTM用XPは残します。
    ・・・期限切れた場合って、再インストールとかどうなるんでしょうね?
    ネット認証とかちゃんと通るのかしら?
    それにしてもPCMCIAなんてひっさびさに聞きましたw
    ハードウェアが大好きなので、
    ISA-SCSIとかISAバスボードとかわざわざ買って試したりとか、
    古いPC修理依頼のためにSCSIブートとか、妙な機材を捨てられずに残してありますw
    ただPCカードのデバイスは不動のためほとんど処分しちゃったな・・・
    残ってたらお譲りしたかったのですがw

  2. 安田まこと より:

    まだXP期限切れまで1年以上あるのですが、
    環境移行ってなかなかすぐできないと思うので
    そろそろ手をつけることにしました。
    DTMのドライバがWin7で使えるかどうかはかなり微妙なところですよね。
    おっしゃるようにWinXPの環境はとっておいたほうがよいですよね。
    一応、Linuxの方ではWinのドライバをLinuxで使うような
    パッケージがあるようなのですが、MIDIが対応しているかは
    やってみないとわからないですねー
    いちいちケーブル(有線なら)を抜いたり、無線を無効化するのは面倒ですけれど
    期限切れの再インストールはどうなるのでしょうね。
    私の予想では、Windows updateのパッチが更新されなくなる、
    サポートが受けられなくなる、という認識なので
    ネット認証は今まで同様、通ると思うんですけれどねー
    ISA、なつかしいですねー
    うちはPCIですがISAとかも当時ありましたよね。
    PC98もあったのでCバスとかのLANボードを秋葉原で中古で探してつけたりしたのを思い出しました。

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