この一ヶ月で学んだこと

「安田さん、安田さん!」
「はい、何でございましょう!?」
「なんか、晴れやかな顔をしていますね!」
「あれ、わかっちゃいます?」
「えぇ、なんか、今までと全然表情違いますもの」
「いや~嬉しいときはやっぱり顔に出ちゃうんですね。
 私もまだまだ若いですね」
「何かうれしいことあったのですか?」
「よくぞ聞いてくれました。
 そうです。
 修羅場脱出でございます」
「脱出というと?」
「仕事納期12月17日すぎました~」
「ということは、デフォルト13時間労働や
 月100時間労働を抜けたってことなのですね!
 おめでとうございます~♪
 ヒュゥ~ヒュゥ~お幸せに~~(違)」
「ありがとぉ~ありがとぉおぉ~~」
「いや~
 あのときはすごかったですからね~
 13時間労働のときは、朝6時に起きて夜0時過ぎに帰って
 しかも土日出勤していましたものね~」
「えぇ、大好きなドラクエ4も
 お菓子を取り上げられた哀れな子供のように
 指をくわえて、PSを封印しました。
 昼休みも仕事していましたし、
 よくあのスケジュールでミディリンの更新もできたと思いました」
「あのときの気分はどうでした?」
「世の中のあらゆるものがどうでもよくなりました」
「あぁ・・・あのときはかなりお疲れでしたからね~」
「脳みそゼリー状になっていました。
 寝ているときもDQ4の夢とか見るんですけれど
 起きているときも、トルネコの幻想が見えるんです(嘘)」
「それは相当いっていましたね~
 本当にお疲れさまでした。
 ところで、この一ヶ月で学んだことなどあるでしょうか?」
「えぇ、ありますとも。
 
 一に忍耐
 
 
 
 
 二に忍耐
 
 
 
 
 
 
 三四がなくて
 
 
 
 
 
 
 五に忍耐

 
 
 
 
 
 
 
「もう、忍耐づくしですね」
「えぇ、一ヶ月耐えました。
 耐えて耐えて耐えまくって脇目もふらず、すべての欲を捨てて打ち込めば
 不可能も可能にできる、これを学びました」
「じゃぁ、もし今度、今度2ヶ月や3ヶ月プロジェクトでも
 大丈夫そうですね?」
「ね?
 じゃないです。
 そんなこと言わないでください。
 無理です。ダメです。
 っていうかきっと絶命していたでしょう
 物理的に今回でマックス120%の力を出し切りました
 縁起でもないこと言わんでください」
「そうですか・・
 えぇ、ではインタビューの時間も残り少なくなってきましたが、
 今、一番やりたいことなどはございますでしょうか?」
「愚問でしょう。
 それは・・・・・
 でぇー
きゅー

「声を大にしていただき、ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」
おわったよ~
おわったよぉ~おわったよぉ~
第一時納期の12/17が終わったよ~(涙)
今度の納期は今のプロジェクトの続きが来年2/18で
まだ、2月の時点でやることが山積みなので
仕事は結構やることがあるのだけれど
とりあえずちょっと前のあの過酷な日々とはしばしお別れです。
まぁ、納期ちょっと前から、FF短編小説なども書いているので
実質はもう少し前から楽になっていたんだけれど
でも、良かったです。

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