DQ2の最後の敵は「破壊神シドー」という魔界の神です。
耳まで裂けた大きな口、身も凍る恐ろしい眼光、魔神を象徴する大きな角と翼、
大蛇の姿の大きな尾、そして大地をも切り裂く邪悪な4本の腕。
まさに破壊神の名に相応しい、身も毛もよだつ恐ろしく邪悪な怪物です。
しかし、シドーを召還したハーゴンの方は
この為に償い切れない様々な悪事を働いていましたが、
召還されたシドー本人は、本当に悪事を企んでたのでしょうか?
彼が地上に現れたのは、
「邪神像と生贄を捧げて儀式を行うと召還される」という
メカニズムに準じて召還された訳ですから、
悪事を目的に異界に現れたとは限りません。
呼ばれたのでしょうがなく顔を出しただけかもしれません。
もしくは、忙しい身なのに居留守も使わずきちんと対応する、
とても心の綺麗な善人なのかもしれません。
実際、彼は破壊神と呼ばれるほどの実力者だというのに、
王子達以外の人間に危害を加えたりせずフェアな戦いを挑んでいます。
これに対し王子達は自身への暴行罪への報復と弁解するでしょうが、
目の前にいる敵意剥き出しの人間を相手に
破壊神たる者が黙っているでしょうか?
破壊神が破壊を目的とするのは当たり前なのです。
神々はそれを認めつつ破壊行為を制限させる為に
魔界に幽閉されているのですから、
破壊行為に関してはシドーを召還したハーゴンに罪があります。
それに、もし戦闘で王子達の誰かが先にシドーに刃を向けた場合は、
それに対する正当防衛ということで逆に王子達に罪がかかるはずです。
仮にシドーが何か悪事を企んでたとしても、
実際には王子達への攻撃以外は何もしていませんし、
破壊活動どころか、まだ犯行声明すら発表していません。
そんな彼にハーゴンと同様、
いやそれ以上の罪を追わせるというのは全くもっておかしな話です。
逆に名誉毀損で訴えても良いはずです。
だというのに、原告側の精霊神ルビスは、
「破壊の神シドーは死にました。これで再び平和が訪れるでしょう。
私はいつもあなたたちを見守っています。
おお神よ!わたしの可愛い子孫達に光あれ!」
と、自分達の罪を棚に上げ彼の死を奨励し、
さらにハーゴンの罪をも全てシドーに被せています。
このままでは彼は浮ばれません。
彼は本当に悪者なのか、
それをはっきりさせなければならないのではないのでしょうか!?
と、アホな考察をしてみました。(笑)
ゲーム中でシドーは一言もしゃべってませんし、
場の雰囲気に流されて何となく戦っただけかもしれません。(笑)
実はデスピサロ以上の悲劇の魔王なのかもしれないのです。(爆)
今日は、そんな可哀相な彼を弁明してみました。(爆)
|