ベルガラックで聞いた情報から、北の遺跡に行くのですが
その前に立ち寄るところが数点あります。

・ラパンハウス

世界地図を見るとベルガラックすぐ近くにもう１つの町があることがわかります。
そこにはキラーパンサー型の建物があり、門番が一人たっています。
門番の名前はカラッチと言い、話しかけてみると、お前達、ラパン様に会いに来たのか？
と質問されるので、
別にラパンなんて聞いたことないし、会いに来たわけでもないから
じゃぁ、いいや、ほなサイナラ、なんて質問に答えるとイベントも先に進まないので
カラッチの機嫌を取る為に、仕方なくラパンに会いに来たと答えます。

すると、猫やキラーパンサーに関する質問が３択で３問行われます。
あなたの心の思うままに答えてください。

その答えが、カラッチの満足する答えであるとラパンに会わせてくれます。
ちなみに私は現実だったら、こうするだろうなと真剣に考え答えたのですが
三度門前払いされました。

ラパンなんていう名前とキラーパンサー型の住居に住んでいる野性味あふれる姿から
勝手に体格が良く短パン、上半身裸のムキムキのムエタイ選手のような姿を想像していたのですが
（例：ストリートファイターのサガットのようなイメージ）
中にいた人物は主人公の身長の半分にも満たない恰幅のよいおじさんでした。

ラパンが言うには、今手が開いていなくて、頼み事をしたいと言ってきます。
んー、どうしようかな～これから北の遺跡に行かなければいけないし忙しいんだよな～
とラパンを焦らすの有りかもしれませんが、無駄に時がたつので素直に頼みごとを聞いておきましょう。

ラパンの頼みごととは、自分の親友が迷っているので
「深き眠りのこな」という袋を渡して欲しいというものです。
その迷っている自分の親友は

・四対のキラーパンサーの石像の中心にいる
・夜明けしかその友人に会えない

というものです。

ラパンの館を出ると、カラッチがキラーパンサーを貸してくれるので
ラパンハウスの丘から石像がある方向の予測を付けてキラーパンサーを走らせましょう。
ものすごい速度で、気分爽快です。

ベルガラックに行くのに徒歩で死ぬ思いだったのに、キラーパンサーに乗っておけば
数度の戦闘でベルガラックに着く為ＭＰの温存も考えなくてよくなりました。

石像が向かい合う方向にいくと、青く輝くキラーパンサー「バウムレン」がいます。
会話からして、かなり高齢のようですがとても口調が丁寧で厳かな感じさえします。

ラパンから深き眠りのこなを渡すようにバウムレンに答えると
バウムレンは感動し、粉を当たりにまいてくれと頼みます。
主人公がバウムレンの周りに粉をまくと、バウムレンは満足した表情で天に上がっていき
ラパンに会えたことが最高の幸せだということを言い去っていきます。

再度ラパンハウスにラパンに戻り話しかけると、
バウムレンはラパンが最初に心を通い合わせたキラーパンサーで
ラパンにとっても大切な親友のようでした。
バウムレンは自分が死んだのに気がつかずずっと魂のみがさまよっており
ラパンが天に戻してあげたということです。

そして、今の仕事をどうしてもはずせなかった理由は
ラパンはキラーパンサー友の会の会長であり
その仕事は親友のためにもどうしてもはずせないということでした。

主人公達はラパンから、キラーパンサーを呼び出す鈴をもらいます。
ラパンは、それをバウムレンの鈴と名付けます。

・海辺の教会

キラーパンサーを使い、北に進むと海辺に教会があります。
特にここでは何かのイベントがあるというわけではありませんが
無料で宿がとれるので体力の回復が行えます。

・闇の遺跡

海辺の教会から船で北に行くと（船がない場合は、ルーラで海辺の教会に行くと船がでます）
上空が少し闇に覆われている島が見えてきます。

島に上陸をすると既に島に上陸している旅人がいて、
話しかけるとラパンハウスで噂に聞いたオーナーの敵を討つ為に訪れた人のようです。
彼らは遺跡の中央には危険なので近づくなと忠告してきます。
忠告を無視して、遺跡の真中に行くと暗闇の遺跡の中にドルマゲスが笑いながら入っていくのを見かけます。

主人公一行は、ドルマゲスを追おうとしますが暗闇に押し戻され中に入ることができません。

戻ってきたところに先ほどのオーナーの仇打ちをしようとしている人達と再会し
危険な遺跡に来るまで決心が強いのであれば真実を話そうと主人公達に謎を教えてくれます。

遺跡には闇の結界が張られており、結界を払うには強い光りを当てる必要があること
またサザンビーク王家に伝わる魔法の鏡があり、その鏡を使えば可能かもしれないということを語ります。

主人公達はサザンビークに戻ります。

・再度サザンビーク

サザンビークに戻ると王子が場内で発見されたため、今まで兵士によって封鎖されていた城に入ることができるようになります。
王子に部屋に入ると、王子と対面できますが、
高飛車で人を見下した態度をしていることから、あまり好かれそうにないタイプであることがわかります。

その後王に対面して、闇の遺跡での出来事と事情を話し、魔法の鏡を貸してほしいと王に頼みます。
しかし王も見ず知らずの旅人に国宝を貸すほど甘くも無く、断られます。

しかし王は１つの提案として、魔法の鏡を貸してもよい条件を出します。

代々サザンビークの王族は掟として王家の山と呼ばれるところで
一人でアルゴンハートという宝石をとってくることが義務づけられているのですが
王子であるチャゴスが嫌がっているので、護衛をして欲しいと頼まれます。

断れない主人公達は依頼を引き受けますが、王子は自分の部屋に立てこもります。
主人公達はネズミのトーポを利用して、天井裏に潜んでいるトカゲを王子に部屋に落とし
王子を驚かせ部屋から出させると、皆の送り出しと共に王家の山に向かいます。

・王家の山

アルゴンハートはアルゴリザードというトカゲ型のモンスターが所有していて
モンスターの大きさと宝石の大きさは比例すると言われています。

最初のアルゴリザードを倒して手に入れても王子は
アルゴンハートの大きさに満足せず、大きいアルゴンハートが手に入るまで
主人公達を戦わせます。

王子自らも、少しは戦いますがダメージは１しか与えられず
２ターン目には逃走という役に立つところまったく無しです。

アルゴリザードの初回の攻撃が運良く王子に行ってくれれば
一回のダメージが主人公達にいかないので、御の字です。
盾以外の使い道がないです（笑）

アルゴリザードとは、３連戦する必要があり
１回目、２回目は通常のアルゴリザード
３回目は大型のアルゴリザードと戦うことになります。

１回目から３回目まで特に戦い方を変える必要も無く、
ヤンガス、主人公はテンションをためて（３回テンションをためて５０くらいまでて上げる）
ゼシカのバイキルトにより二人の攻撃力をあげておけば大丈夫でしょう。
ルカニで守備力を下げておけば完璧です。
毒攻撃をたまにしてくるので、主人公はキアリーも織り交ぜながら戦い
ククールは回復に専念しておけば、これだけで倒せます。

しいて気をつける点といえば、王家の山でアルゴリザードを探しているときに別の敵が出現するので、
それにやられないようにするくらいです。
装備が貧弱な場合は今までと同様、主人公の１回テンションためライデインで雑魚敵は一掃です。

・再度サザンビーク

サザンビークに戻ると、サザンビークは１年に一度のバザーで盛り上がっています。
王子はここからは別行動だと言い、バザーの中に消えていきます。

しかし王子なしで城に戻るわけにもいかず、王子の姿を探します。
王子は闇商人と話をしていて、今まで手に入れた３個の
アルゴンハートよりも大きい宝石を手に入れていました。

仲間たちはあきれ果て、ヤンガスは結局最後は金の力なのかとつぶやき
ゼシカは自分達が何の為に苦労してアルゴンハートをとってきたのかと悲しみます。

そしてこの王子と闇商人のやりとりを一部始終、王は魔法のめがねを使い見ていました。

王子は闇商人から買い入れたアルゴンハートを城に持ち帰り王に報告をします。

王はこのアルゴンハートは、自分の力で手に入れたものかと王子に問います。
王子はそうだと言い張ります。
王は一瞬ためらい、たとえ誰かの協力があっても自分で戦い手に入れたものか？
それを神に誓えるか？
と再度問います。
王子は誓えると嘘を言います。

それを聞いた王は力ない様子でもうさがってよいと言い、外の窓を見つめます。

その様子を見ていた主人公達は王に話かけると王は事の真実を問いただせます。
王に差し出したものは闇商人から買い入れたものではあるが、
アルゴンハートを手に入れる為に戦ったのは事実であると。

そのことを聞くと、王はため息をつきながらも
王子が自ら戦ったことに納得をし、大きさなど気にせずともよいものを・・・とつぶやきます。

そして主人公達は魔法の鏡を手に入れます。

●「ラパンハウス～海辺の教会～闇の遺跡～王家の山」の感想

サザンビークでの出来事は後味の悪いものとなります。
結果として王は納得してくれたものの、
王家の山での王子のワガママっぷり、そのたびに仲間に話しかける度に
仲間の口は重くなります。

さらに仲間が休んでいる間、本来婚約者である馬（ミーティア姫）に乗り
嫌がるのを無視して無理矢理走らせようとします。
今まで我慢していたトロデもさすがに我慢ができず、辞めさせようとします。

一方、別の視点から王子を見ると
王子の心は、自分に純粋であったのかもしれません。
ワガママでは有りますが、大きい宝石を見せて、今までの汚点を見返してやろうという気持ち
人間誰もが失敗は必ずありますから、この心情は人間であれば当然のものとも言えます。

闇商人から金に物を言わせて、大きい宝石を買い、今まで苦労して戦ってきた
主人公達への思いやりなどはいっさい王子からは見受けられませんが
それが単なる見栄であったとしても、王子の目的としては大きな宝石を手に入れ
見返してやりたいという思いであれば、その行動は理解できなくはありません。
後は他人への思いやりや親の気持ちがわかるようになれば、王子も大人への一歩を踏み出すことでしょう。