Story of Libral 1章-旅立ち- 1-5アルベル村
 

Story of Libral
(Kathieさん投稿)
序章

ストーリー設定
1プロローグ
2-三年後
3-城下町へ
4-稽古

5-邪悪な鼓動

6-混乱
7-故郷の落日
1章-旅立ち-
1-1落ち延び
1-2新たな旅立ち
1-3ティコ山脈
1-4プロシマ王国
1-5アルベル村
1-6ゼフィール一味
1-7ゴールドマンティスの巣
1-8エケラス盗賊団

Story of Libral 1章-旅立ち- 1-5アルベル村


プロシマ王国を出て数日...
アリエス達はアルベル村へと辿り着いた。
アリエス「アルベル村...ここだな。」
オリオン「様子がおかしいとはどういうことなのでしょうか...」
シエラ「ん?あれは...あっ!」
アリエス「シエラ?どうした?」
「いや!お願いですから!やめてください!!」
「うるせえ!さっさとよこせ!」
オリオン「何事でしょうか...ってアリエス様!!」
その光景を見てアリエスは走っていた。
「いやああ!!」
アリエス「やめろ!何をしている!」
「ああ?」
ものすごい形相でその男はアリエスを睨みつける。
「何だ、ただのガキじゃねえか...テメエみてえなのはお呼びじゃねえんだ!
痛い目に遭いたくなかったら金を置いてとっとと消えな!」
アリエス「ふざけるな!そんなことを続けるのであれば容赦はしないぞ!」
アリエスは剣を抜く。
「やんのかテメエ...」
男もナイフのようなものを手に取る。
オリオン「アリエス様...!」
「チッ...仲間がいやがったか...」
男はナイフをしまうと走ってその場を去る。
アリエス「待てえっ!」
オリオン「アリエス様!!それ以上はなりません!」
アリエス「っ!!」
突然の制止の言葉にアリエスは立ち止まる。
オリオン「よく周りを見てください!今飛び出せば多勢に無勢...危険です...」
よく見ると、周りには先程の男の仲間か、妙な男どもが集まっていた。
アリエス「う...くっ...!」
「ガキのくせに威勢はいいじゃねえか。だが、相手が悪かったようだな!」
アリエス「っ!」
数人の男が飛び掛る。
オリオン「させんぞ!」
ドッ!
「ぐぉっ!」
アリエス「はっ!」
ドゴッ!
「おぐっ!」
男どもを蹴散らす。
「やりやがったな!ぶっ殺してやる!」
「待て!やばいんじゃねーのか!?」
「何だと!?このまま引き下がれるか!」
「ヘタに被害を増やすと...ボスにばれるぞ...」
「チッ...」
男どもの一人が事を収拾し、賊どもは引き上げていった。
オリオン「アリエス様!大丈夫ですか!?」
アリエス「私は大丈夫だ...しかし...逃してしまった...」
オリオン「お気持ちは分かります...しかし、あまり深追いするのはかえって危険です。」
アリエス「......」
「あ、ありがとうございます!」
アリエス「えっ?」
突如お礼を言われ、アリエスは戸惑う。
「賊どもを追い払っていただいて...」
アリエス「い、いえ...私達はただ...」
「お願いです!あの山賊どもを懲らしめてください!」
「このままでは私達は...」
「戦士様!お願いします!」
村人達はアリエス達に必死に懇願する。
アリエス「オ、オリオン...どうしようか...」
オリオン「むう...こう頼まれてしまっては断ることも考え物ですな...」
シエラ「そうですね...これで断るのは...」
アリエスは少し間を置いて口を開く。
アリエス「よし...分かりました。山賊どもを退治しましょう。」
「本当ですか!?ありがとうございます!!」
村人は泣いて喜ぶ。
よほど酷い目に遭っていたのだろう。
「山賊どもは、ティコ山脈にアジトを持つ、エケラス盗賊団だと思うんだ...」
「昔はいいやつらだったのに...最近ではもう我が物顔だよ...」
アリエス「わかりました...」
村長「お若い人...ありがとうございます...私はこの村の村長ですじゃ。
我々も慎ましいながら支援させていただきます。
ここに、奪われずに済んだゴールドがあります。」
アリエス達はゴールドを受け取る。
村長「昔は...あの山にいる賊達...エケラス盗賊団は、義賊として名を馳せていたのですじゃ...
しかし、首領が変わった最近になって急にこの村を襲うようになったのです...
昔は、先々代の頃は、私も首領と面識がありました。心優しく、村人が困ってたときは、
色々と助けてくれたりもしたのですが...今は、その孫が首領になっているはずですが...
三人の兄弟がいて、中でも末っ子が昔から度々問題を起こしていたらしいです...」

そして、アリエス達は、村からの支援も受け、支度を済ませると山の方へ向かった。

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