伯爵にとらわれるアイ達。
ユウやリサ、そして風や魔剣士もとらわれていた。
アイは目の前にハヤカワ博士夫妻を見るが
二人はアイとユウを覚えておらず
ショックを受けるアイ。
伯爵の間には巨大な機械がおいてあった。
ハヤカワ博士がスイッチを押すと封じ込められている
飛び水に閉じこめられているクリアがいた。
その機械によって伯爵とクリアが融合しようというものだった。
機械はクリアに衝撃をあたえ、そしてクリアをクリスタルにしてしまった。
魔剣士は剣を念力でとばし、機械を壊そうとするが
伯爵に阻止され、自らの剣により
魔剣士は剣に串刺しされる。
クルクスはオスカーに命令をさせ
風の道具を混沌に食べさせようとする。
クルクスはためらったがオスカーの強い命令により、
しかたなく命令にしたがう。
伯爵は、アイとユウに特別な力があり
自らと融合するため、アイとユウを助けたのだった。
アイとユウは本当の人間ではなく、
異界で生まれ、地上界につれてこられたという
衝撃的なことを伯爵によって告げられる。
アイとユウは呆然とする。
そのころ、モーグリとルーは伯爵のもとに向かっていた。
アイとユウは伯爵にとらわれ、クリアの命を奪い、
クリスタル化した機械に封じ込まれる。
そして、伯爵はハヤカワ夫妻に機械にスイッチを入れて
伯爵と融合させようと命じる。
そのときにリサは泣きながらハヤカワ夫妻にうったえた。
リサは、12年前に子供を失い、アイとユウが
ハヤカワ夫妻の失った心をどれだけ支えたか・・・
それを思い出して・・・
と必死に涙を流しながら叫ぶ。
そして、リサは、自分の素性をあかす。
リサはハヤカワ夫妻を助けるために派遣されたエージェントで、
そのため、アイとユウとともに探してきて、
アイとユウはハヤカワ博士の研究は世界を救うと信じて
ここまで来たのに二人を殺すつもりなの!
リサはうったえた。
機械にスイッチをハヤカワ博士は頭をかかえ、
そのスイッチを止める。
アイとユウは血がつながなっていなくても
自分たちの子供だという。
ハヤカワ夫妻が二人のことを思いだし
ヘルバの操りの術から逃れた。
そこへモーグリとルーがきてルーが変身し、
口から光の波動を出汁機械を壊す。
ハヤカワ夫妻は正気を戻して
アイとユウに抱きつく。
ヘルバもルーの光の波動により、混沌の餌になる。
しかし後ろから伯爵の触手により、ルーは貫かれ命を失った。
息を引き取る瞬間、ルーはリサに抱きかかえられながら
苦しそうにはなす。
お父さんとお母さんあえてよかったといい
涙を流しながら息を引き取った。
伯爵は自分の計画がじゃまをしたとことによって逆上しドラゴンに変身して、
直接みんなを食べようとするが
アイとユウがルーの敵をうって伯爵を倒して!
と叫ぶと二人のかけ声に反応して魔銃が発動する。
アイとユウの隠された力というのは
風の魔銃を発動させることだった。
しかし肝心の魔銃の弾がなく、不適に笑う伯爵。
一方魔剣士は意識を失っていたが
クルクスによって助けられる。
心配そうな顔をしたクルクスは魔剣士にミストの瓶を手渡す。
そして火玉のシンフォニーを使い、自らを瓶に封じ込め、
炎になり、混沌に取り込まれる。
魔剣士は自ら取り込まれることで伯爵を止めていた。
オスカーは先代の混沌と同じことになったといっておそれる。
一方、風は魔剣士が自らの命を絶ち、伯爵をとめている姿を見て
風も以前、混沌にたどり着き戦ったときに
自ら愛する女性アウラが命を絶つことによりソイルになり、
風の助けになったことを思い出す。
ルーの亡骸は光り輝き、実体を失って虹色に輝き
1つのソイルの玉になる。
そして、モーグリも自ら命を絶ち、ソイルの玉に変身する。
最後は風自らが命をたし、自分を魔銃の玉になり、
リサに打てと命じる。
リサが魔銃をかまえ、
三人の命の源のソイルを打つ。
三発の玉が1つに融合し、一匹のドラゴンが生まれ、伯爵のドラゴンと対峙する。
二つのドラゴンは互いに干渉しすべてを崩壊した・・・・・
■安田レビュー
劇的な終わり方でしたね。
ファイナルファンタジーアンリミテッド。
打ち切りということで、実際の半分までしか描かれていなかったのですが
最後はあまりに衝撃的な終わり方でした。
アイとユウは、ハヤカワ博士の本当の子供ではなかったこと、
異界の生き物で、ハヤカワ博士によって地上界につれてこられたこと、
その不思議な力を伯爵が追い求め、
今までアイとユウを生かせて利用していたこと、
魔銃を発動させていたのは
異界の生き物であったアイとユウだったこと、
過去に風が混沌と戦ったことがあったこと
風が愛し、女性も風を愛したアウラが
過去に自分の命を絶ち、ソイルになり
風の魔銃の力になったこと、
そして、ルー、モーグリ、風の三人の命を絶つことで
伯爵と自分を消滅させたこと
そこでストーリーは終わっています。
実際にたくさんの謎がつつまれたまま終わってしまいましたが
すばらしい出来の作品でしたね。
先日、FFUの小説が発売し、読みました。
FFUの第11話「シエル」と第12話「フングス」の間に挟まれるストーリーで
アニメには書かれていないFFUの世界が掲載されています。
風と魔剣士の関係。
風は小さい頃から親もいなく、自分が人から必要とされないとおもい
一人でずっと生きていました。
しかし、生きるために
強ければ他人から虐げられることもないため、
強さを手に入れるため、生きるために風は強くなりました。
そして彼がいる国、ウィンダリアという異界の国で
最強の戦士になりました。
しかし人との関わりを持たない風には誰もよってこないし
風自信も人と話すことはしませんでした。
そこに風の心を解き明かす女性が現れます。
それが、風の回想シーンで何回もでてくる、
アウラという女性で、風は生きる意味をアウラのおかげで
見いだすことができたのですね。
しかし混沌により、異界は飲み込まれ、
風のいる国は崩壊しました。
最後の戦いで雲と戦ったことだけが記憶に残っており
以後、風はその記憶だけを頼りに
雲を倒そうとします。
一方、雲もミステリアという異界の国で最強の戦士でした。
しかし異界により自分の故郷を飲み込まれ、
それから伯爵の手先になるふりをして
その内情を探り、いつか自ら伯爵を討とうとしていました。
しかしオスカーや伯爵には最初からそのことがわかっていたため、
風や雲を戦わせることにより、人を憎む心を
混沌の糧として二人をずっと泳がせていたというわけですね。
アニメの方でも、小説の方でも、
結局ハッピーエンドではなく、先が気になる終わり方で終わっていますが、
ぜひ続きを放映されることなど発表されたら
読者のみなさんぜひお知らせください。
そのときはFFUのあらすじ+レビューを
再開したいと思います。
(2002/4/16)
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