ユウたちが地下鉄を出ると、そこは巨大な地下工場だった。
ルーはこの場所を知っているという。
そこの工場ではたくさんの人が
何かの部品を作っては解体し、解体してはまた作るという作業を繰り返していた。
一方、伯爵は、オメガが異界中に飛び散っているので隅々まで
オメガを探せと言う。
そのオメガの多くは、クリスタルに変わっているという。
工場では、働くことが大事で、他のことはどうでもいいという者が
いるところだった。
アイはこんなところはイヤだと言うが、
ルーは、ここが好きという。
自分の世界では、変身をするため、人から軽蔑され見られた。
それが心の傷になっていたが、
ここは、自分のことを気にしないでしてくれるから好きだという。
そして、ずっと一緒にいてくれる人を捜していた・・・と。
アイ達は、そのことを聴き、
ルーの今までの苦しみを理解し、
これからは僕たちが一緒だと優しくいい、
それを聴くルーもほほえむ。
工場でものを作って壊すことを続けていた者達が、
相変わらず、物を作っては壊しという作業を続けていたが、
組み立てていたものを壊さないで、何かの力により、物を組み立てられさせ、
そのため、労働者の仕事が終わってしまった。
仕事が終わったものたちは、そのあと目的を見いだせず、
苦しみ次々と倒れてしまった。
作り終わってしまった巨大は部品は
ロボットとなり、アイ達に襲いかかってきた。
風は襲いかかってきたロボットではなく、全然関係ない方向に銃をうちこむ。
そこには、四凱将のオスカーが潜んでいた。
風は、オスカーに白い雲(魔剣士)はどこかと尋ねる。
魔剣士と決着をつけたいと伝える。
オスカーは不敵な笑いをし、
ロボットをあやつり、ミサイルを風に全弾うちこむ。
そのときルーが獣に変身し光の波動で、ミサイルをうち払う。
風はその隙に魔銃を解凍しオーディンを召還した。
ロボットはミサイルで対抗するが、
オーディンは、盾でミサイルを払いのけ、槍の一撃でロボットを貫く。
爆発したロボットの爆風が、みんなを襲うが
リサが氣現術でバリアをつくり爆風から守る。
爆風が収まった後、風は、その場からいなくなっていた。
ばらばらになったロボットを見て、
今まで倒れていた人たちは再度立ち上がり、仕事をしはじめる。
また仕事をする人たちにアイはあきれるが
ルーはこれでいいと言う。
彼らの居場所はここなのだからと言う。
そして、その姿を見て、自分の居場所も見つけたという。
それは、”風”だという。
風に惚れたルーは、風の側に常にいるために、
風を探すために、
アイ達と別れ、自分一人で旅たつことを決めた
一方・・・伯爵の側にいたオスカーは、”混沌”に餌を与えていた。
その”混沌”と呼ばれる巨大な目の生き物とは・・・・
■次回予告 第10話 屋敷(さぎそうの思い出)
■安田レビュー
今回も楽しませてもらいました。
ルーの風への惚れっぷり、妄想シーンも笑えましたが、
メジャーなオーディン召還が見られてこれもよかったですね。
一番気になったのが、最後にでてきた
”混沌”と呼ばれる、不気味な、目(瞳)の生き物でした。
FF9をやった方ならイメージがつくかもしれませんが、
巨大な目が、いろいろな物体を吸い込むシーンなんかありませんでしたっけ?
(もし私の記憶違いでしたらごめんなさい)
あんな目の形をした化け物が”混沌”というものらしく、
この”混沌”がオメガと同様、今後、アイやルー達を困らせる悪役として
でてきそうです。
また、オメガも、いろいろなところに分裂しており、
姿はクリスタルになっているという、
FFといえば、クリスタルですが、
オメガ=クリスタルという位置づけも面白いですね。
伯爵がなぜ、あれほどオメガをほしがっているのか、
きっと不思議で、異界を征する力などがあるのでしょうが、
その力がどういうものなのか興味があります。
ルーが別れてしまい、ルーの妄想っぷりが見られなくなったのですが、
またルーが出てくることを期待したいです。
愛着のあるキャラでした。
(2001/12/4)
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