八坂瓊の曲玉(やさかにのまがだま)、八咫の鏡(やたのかがみ)と並んで三種の神器 の一つとされる剣。皇位継承の証しである。
この剣は、天照大神(あまてらすおおみのかみ)の弟である須佐之男命(すさのおのみ こと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した際に、その尾より切り出したものであ
る。大蛇はこの霊剣を体内に宿していたため、それまで不死身であった。須佐之男はそ れを天照大神に献上。その後、三種の神器として天皇家に伝えられた。天の叢雲の剣は、
通称「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」とも呼ばれる。その名は、倭建命(やまとたけ るのみこと)が東征を行なったとき草原で炎に囲まれ、そのときにこの剣で辺りの草を
切り倒して助かったことに由来する。
前述の通り、皇位継承の証しであるが、実は現在に伝わっている天の叢雲の剣は本物で はない。三種の神器は源平の合戦・壇の浦の戦いの際、ときの安徳天皇とともに壇の浦
のそこに沈んだ。その後、源頼朝の命令で義経が捜索にあたったが、三種の神器のうち 曲玉と鏡は見つけたものの剣はついに発見されることはなかった。本物は今も壇の浦の
底に沈んでいるのだろう。(もっとも、もう海水に浸食されてぼろぼろなって、原形を とどめてはいないでしょうけど・・・。(^^;;
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太古の日本で使われていた剣は刀ではなく、大陸(中国)と同じ両刃の直剣である。 つまり、天の叢雲の剣も刀ではない。よって刀とは使い方が全然違うのだが・・・。
カイエンって結構武器の扱いに精通してるみたい。(笑)
「切れ味は?」と聞かれたら、FF6に出て来る刀の中では多分最悪でしょう。(^^;; 一応、鋼ででは出来ているでしょうが、作られた時代が時代ですからねぇ。よくよく考
えたら、「草薙の剣」なんて、全然強そうな名前じゃないですし・・・。ひょっとした ら、武器としては全然役に立たないかも。(爆) 神剣なんて所詮そんなもんです。(笑)